2年ほど前に雑誌で、「家計支出の黄金比」を見たことがあります。
お金をやりくりするときの、各費目の理想支出割合をパーセンテージで表したものです。
 
その黄金比というのがこちらでした。
 
住居費 25% 
食 費 14% 
光熱費 7%
通信費 7%
日用費 2%
小遣い 10%
子供費 12%
保険料 7%
その他 6%
貯 蓄 10%
 
当時読んでいてなんとなく印象に残ったので、グラフだけをスマホにメモしていました。(たしかサンキュ!だったような気がします。)
 
 
対して、我が家の昨年の支出割合がこちらです。
 
 

 
474万円の手取りの内、貯金がおよそ120万円で、支出が350万円。
その350万円の内訳を示したのがこの円グラフです。
 
保険料が突出して高く、年間で47万円もかかっています。
 
しかしこの内35万円は学資用で、我が家でそれは貯蓄の扱いです。(2023年9月からいつでも解約可能。)
そのため、純粋な「保険」は年間12万円となっています。
 
 
雑誌で見た黄金比とは費目の分け方が違うところも多く、我が家が現状どうなのか、うまく比較することができませんでした。
 
対して、黄金比の「お」の字も出てこないのがこちらの家計管理本です。
 
 
「どんぶり勘定は、低収入より恐ろしい」という強烈な帯のこの書籍。
 
ここには「年収いくらならこんな支出割合を目指しましょう」というような基本例は出てきません。
 
代わりに、「我が家の黄金比を自分で作る」ことが重視されます。
 
 
 
例えば、レストランと税理士事務所では、経費の費目割合が違います。
 
全経費に対して、原材料費の割合も人件費の割合も違って当たり前で、「どんな業種もこの黄金比を守れば経営安泰」ということはありません。
 
家計も同じです。
10万円の支出のうち、食費を3万とする家庭もあれば、食費を7万とする家庭もある。各家庭が何に価値を置くかによって支出の内訳は変わり、それは当たり前のこと。
 
大事なのは「一般的な黄金比を守る」ことではなく、「絶対に破綻しない我が家ならではの黄金比を自分で作ってしまうこと」であると言っているのがこの書籍です。
 
そしてそれが各家庭の「家計の予算組み」に繋がります。
 
 
 
 
 
自分で黄金比・予算組み立てるためには、過去の収支振り返りが不可欠です。
自分達が何にいくら使うのか、ざっくりでも知っておかないと理想的な予算は立てられません。
 
これを目指せばみんな大丈夫、というものがないので最初は難しいですが、一度組み立ててしまえば、一般的な黄金比を守るよりもはるかに家計管理は簡単になります。
 
 
と、こんなに朗々と語れるのに私は、この本にならって予算立てをしたことが
未だ一度もありません。
 
 
しかしその大前提となる「ざっくりした家計簿をつけて、収支の流れを把握する」というところまではやりました。
 
 
 
 
 
数年の時間をかけながらこの本の内容を実践しようとしているわけですが、ここで私は本書の素晴らしさについて、数年間ただただ見つめ続けたからこそ分かったことが一つあります。
 
それは、時代が変わっても本書の教えは常に有効であるという点です。
 
 
例えば通信費、10年前はスマホ代が一人5千円でも普通でした。それが今は一人980円の世界ですから、世帯がかける通信費の平均も変わってきています。
 
つまり、時代によって理想の支出黄金比も少しずつ変わってくるはずです。「一昔前の黄金比」は今、参考になりません。
 
 
しかし、本書は黄金比など無関係にあくまで「自分で予算を立てる」のが目標です。
昔の私が読んでも良いし、今の私が読んでも良い、普遍的価値のある良書です!
 
と、ここまではこの5年間で完全把握しました。
 
あとはやるだけです。
 
 
来年に向けて頑張ろうか・・・
(誰か一緒にやってくんないかな・・・)
 
 
 

 

 

※我が家は終始クレジットカード決済ですが、本当はこういうケースを買って現金管理してみたいという気持ちがあります。

 

お金の動きが目に見えるって良いですよね。憧れます。

 

 

 

 

 

 

 

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