
どれだけ難しい料理でも、誰かに「これを作りなさい」と言ってもらったほうが余程楽です。
自分で考え抜いた野菜炒めより、誰かに言われたエビチリの方が、殻を向く作業で手が痒くなったとしても、作るのは遥かに簡単に感じます。
毎日の献立決めについて、私と同じく「料理嫌い」を自称する仲良しのお隣さんに良い方法を教えてもらいました。
それは「自分が実際に作ったメニューをひたすらノートにメモしていく」というものです。
人が編集した献立本を見ても「作れるものと作れないもの(作る気になる物と作る気にならないもの)」があります。
しかし、自分が実際に作ったものだけで構成された献立本なら、どのページを開いても間違いなく作ることができます。
その日実際に作った料理を、何も考えずにとにかく記録していけば、いつの間にか立派な献立本ができあがる。
「そういえば私この料理得意なんだった!」とか、「この野菜でこの料理作れるじゃん!」と見返すだけでアイデアが浮かび、献立決めの参考になると言うのです。
これは良いことを聞いたと思いましたが、その日に食べたのがカレーだったのでなんだか面倒くさくて書かないでいたら、そのまま書かずに一ヶ月が経過…
お隣さんからの折角のアドバイスもすっかり忘れていた頃に私がたまたま見たのが、NHKのあさイチです。
献立決めに悩まない為のアドバイスとして番組内で挙げられた方法が、「これまでに自分の自分の作った料理を思い出して紙に書き出してみる」というものでした。
お隣さんが言ってたやつや!!
お隣さんマジ最先端!!
私もようやくその日から、自分の作った料理をひたすら記録していきました。
そうしたらこれが大正解でした。
例えば「豚肉」一つとっても、生姜焼き、白菜ミルフィーユ、大根と煮る、ジャガイモと照り焼きする、ギュッと丸めて唐揚げにする、レンコンと炒めて甘酢で和える、豆腐ともやしでチャンプルーにする…
こんな感じでどんどんとレシピが並び、しかもそのどれもが「私が絶対に作れるやつ」。最高の参考書が出来上がりました。
今までクックパッドやなんかを見て目ぼしい物はブックマークしていましたが、こうして実際に「書き出す作業」は本当に大事で役に立ちます。
そういえば料理上手のお義母さんも、手書きでいっぱいメモしていたなと思い出しました。
ちなみに今もせっせとメモし続けているメニューノートですが、使っているのは2018年のスケジュール帳の余りページです。
書く作業を習慣化するにあたっては、どれだけ汚しても全く気にならない気楽なノートだったのが幸いしました。
このノートに私が一番最初にメモした記念すべきメニューは、「野菜炒め(焼肉のたれ)」。
こんなものを書いたところで、と思いながらそれでも書いた私でしたが、先日このメモを見て、焼き肉のタレを冷蔵庫に眠らせたまま忘れていたことを思い出しました。
料理嫌いな人間は、こんなところで見栄を張らずにとにかく何でも書くことです。
信じられないほどくだらない情報でも後々役に立つことを、私は焼き肉のタレからしっかりと学びました。
※ネットで度々参考にするのは、クックパッドで人気の「栄養士のれしぴ」さん。
料理嫌いな私でも簡単に美味しく作れて最高!そりゃ本にもなるわと納得です。

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