お子さん(障害者)に先立たれたお母さまに会った話 | るんるん♪るるのDIARY

るんるん♪るるのDIARY

~自閉症の20代の次男との毎日を綴っています~

 

こんばんは!

 

 

今日は仕事2の関連団体というか

上の団体?のちょっと大きめの研修会でした!

 

一応私も役員で、

私企画で初の試み的なものもやったりしたので

無事に終わってホッとしていますニコニコ

 

 

さてさてタイトルの話です。

 

書こう書こうと思っていて

なかなか書けず、もう2週間も前の話になりますが。

 

 

仕事2関係で知り合ったSさん。

 

お子さんが私と同い年(50代)で、

障害者やその親が

まだ今よりずっとずっと肩身の狭い思いをしていた頃、

道を切り開くべく色々活動されていた方だと伺っていました。

 

 

そんなSさんのお子さんが

ガンで亡くなったのは去年の10月のこと。

 

 

 

どうされているかな?

 

 

と気にはなっていたのですが、

先月、バッタリお会いしたんです!

 

 

とある喫茶店で、

私は仕事の打ち合わせ。

 

あちらは趣味のサークルのメンバーと

楽しそうに活動されていてびっくり!!

 

 

思わず駆け寄って声をかけると

Sさんも懐かしがってくださり、

手を握り合いながら

色々お話を聞かせてくださりました。

 

 

まず、お子さんの通夜・葬儀の際には

同じ施設の職員さんたち、

そして保護者さんたちも

親子で総勢50名くらい来てくれて

とても、本当にとても嬉しかったの。

 

と。

 

 

ちなみにSさんのところはB型事業所なので

皆さんわりと軽度なのですが、

同じグループ施設の、生活介護でもかなり重度の子が集まる施設に通うAちゃんも

ご両親が連れてきてくれたそうで、

(グループ施設内の訃報は全員に通達がいきます)

実は盛岡に居たころの支援学校の同級生だったそうです。

 

Aちゃんは事業所の中でもかなりの重度で、

ご両親もいいお歳なので連れてくるのは大変だったと思いますが、

なんとしても最期のお別れをさせてあげたかったのでしょう。

 

 

 

 

そして今日の研修会で

そのAちゃんのお母さまに会えたので

 

「Aちゃんをご両親が連れてきてくれたと

とても喜んでおられましたよ」

 

 

と話したら

 

「るるさんSさんにお会いしたのね!

あれからどうしてるかなと気になっていたから

教えていただけてよかったわ」

 

 

とおっしゃっていました。

 

 

色々差別されてきた時代の

同級生ママ同士、

きっと強い絆があるんだろうなぁと思います。

 

 

それからSさんのお子さんは

最期、グループホームに入っていたのだけど

本人ももう自分が長くないとわかっていたようで

 

 

「ぼく、もうすぐ天国。」

 

 

と職員さんに言われたそうで。

 

 

それに対しグループホームの職員さんは

なんて答えたと思います?

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、一緒にいきたいから

もう少し待っててね」

 

 

 

と言ってくださったそうです!

 

 

 

 

それ聞いて、

すごいなぁ プロだなぁ と思ってしまいました。

 

 

 

 

そしてそのGHでは

毎月各家庭に ○○通信 的なものを送って下さるそうで

 

 

「あなたに会えるのならもってくればよかったわ。

11月号はうちの息子特集だったの爆  笑

 

とSさんが目を輝かせておっしゃっていました。

 

 

 

なんか素敵なグループホームだなと思いました。

 

 

 

そして、お子さんに先立たれ、

もちろんとても辛いであろうに、

 

「でも息子は親孝行よ。

だって私、あの子残して死ねなかったもの。」

 

 

とSさんはおっしゃっていました。


きっとその辛さや寂しさは一生埋められないのでしょうが、

それでも気持ちに折り合いをつけながら前を向かれて、

ほんと立派なお母さまだなと思いました。

 

 


Sさんと同じ施設に通うママさんにそんな話をしたら、

 

「Sさんどうされているかなと気になっていたの。

私たちはお葬式でのSさんの挨拶の言葉にもう号泣してさーー」

 

 

というのでどんな話をされたのか聞いたら、

 

かたわの子 とか言われたり、

嫌な思いもたくさんしてきたけれど、

この子がいたら自分の世界も広がって・・・

 

とかそんなお話だったそうで

駆けつけたママさんたち、皆大号泣だったそうです。

 

 

色々と貴重なお話がきけて

それをSさんが伝えたいであろう方々の

ほんの一部の方に、ではあるけれど

私から伝えることができてよかったです。

 

 

そして

年代とか飛び越えて

同じ 障害者の親 として

こうして繋がれる方がたくさんいるということは

貴重な財産だなと改めて思いました。

 

 

 

 

GHの職員さんの言葉は素敵だね と思ってくれたらぽちっとな~グッド!

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ