その時
「ご主人が単身赴任する時抵抗はなかった?」
と聞かれたので
「もちろんありました!
そんなのあり得ない!!ってずっと思っていましたし!!」
と答えました。
そういえぱ旦那様の単身赴任を認めた理由というか流れというか、
昔から読んでくださっている方は覚えていてくださっているかもしれませんが
最近読み始めてくださった方は知りませんよね?
私は聖母マリアではありませんので
もちろん最初は 絶対嫌 でした。
単身赴任?
ありえなーい
ありえなーい
ありえなーい
と念仏のように唱えておりました

だってどう考えたってありえないでしょう?
重度障がい児の自閉症の駿平を継母が一人で育てるなんて

そうなったら実母送りにするとかはあるとしても
間違っても私が一人で育てるなんてナイナイナイナイナイ!!!!
って思っていました。
それがどうしてこうなったのかというと・・・
まず、結婚する時の条件として
「単身赴任はありえない。
子供たちには申し訳ないけど
それは自分の両親が離婚してしまった者の宿命として諦めて
高校生とかになってもバンバン転校してもらう。」
としつこいくらい言っていました。
別に世の中には両親が離婚して
ずっと片親に育てられる子だって沢山いるのだし、
それに比べたらとりあえず新しいお母さんが来てくれて
両親そろった家庭で過ごせるだけでもラッキーだと思ってもらわないと。
なんて思っていました。
「単身赴任は絶対あり得ないから」
という話は旦那様は耳にタコができるくらい聞いていたし、
凌太にも直接言い聞かせたわけではなく
さりげなく・・・いや違う、遠まわしに?・・・それも違うかww
旦那様に言ってるフリして凌太にこれみよがしに聞こえるように
何度も何度も言い続けていました。
そんなある日、
家族で車でどこかに向かっている時だったと思います。
後部座席から凌太が
「お母さん、俺、高校生になっても転校してもいいからね。
だってお母さん一人で駿平を育てるのは大変でしょ?
でも俺は、大人になったら自分の力で仙台に戻ってくるんだ~

と言いだしたんです。
なんだか泣きそうになりました。
なんで私は大人げなく、単身赴任はありえないありえないって
しつこく言っていたんだろう?
凌太の方がよっぽど大人じゃないか!!
駿平の障がいだけが理由でないことは
中学生の凌太にももうわかっていたと思います。
どんな思いで言ったのだろう?
と考えたら
私はもっと大人にならなくては。
と思ったんです。
まぁ後は、駿平の支援学校がとてもよい学校だったので
次の引っ越し先で果たしてここまでの学校に巡り会えるとも思えなかったこととか、
もちろん凌太が高校を転校、となると
これもまた色々リスクを背負うな、とか。
そして私自身もこの街を気に入っていたのと
引っ越しってホント疲れるので
正直面倒になってしまったのもあって・・・。
そんなタイミングで
当時ハマっていた「覆面調査」の仕事で
ハウスメーカーの覆面調査をやることになって。
夫婦で調査しなきゃならなかったので
旦那様と2人で調査に行きました。
そして
ハウスメーカーの話を聞いていたら本当に家を建てたくなって建ててしまったわけです

そう、マイホームを衝動買いしてしまった私たち

特にビジョンもないまま、
ろくに注文しないで注文住宅を建てました

ああ、私の人生って行き当たりばったりすぎ



ま、
何とかなるなるー!!!
が私の人生のモットーですからね

・・・と、なんでそんな話を突然書いたかというと、
そのインタビューで凌太のセリフを思い出して語りながら
その時すごいことに気付いたんです。
それは・・・
凌太のやつ、大人になったら自分の力で仙台に戻ってくるとか言ってたくせに自分の力で仙台から出て行きやがった!!!!!!
という事実!!!!
・・・・やられたよねー

まぁでも単身赴任していた6年間はそれなりに継子たちとの距離を縮めてくれたし
私は私でちゃんと楽しく生活していたし
結果的にはホント、よかったと思っています

ステップファミリーだろうが
障がい児がいようが
家族の基本は夫婦
だと私は思っているんですよねー。
この人と別れたくない
という気持ちさえ変わらなかったら
どんなことでも乗り越えていける気がしています。
もちろん継子の手癖が悪いとか
犯罪犯しちゃうとか
もちろんそういう場合はそのその限りではないと思うけど

でもだとしても多くの場合、そうなった時のパートナーの言動に幻滅して・・・とかで
破たんすることが多いのではないでしょうか?
それと 子供に障害がある だけでは離婚はしないとも思っています。
それだって
障がいのある子供の世話をパートナーが全然手伝ってくれない
とかが原因になることはあると思うんです。
大変だから離婚したい
ってことは
私ばかり世話してる
とか
結局はパートナーへの不満が引き金になっているのでは?
バツイチだろうが子連れだろうが
やっぱり結婚は好きな人とするのが正解!!!
とシンブルに私は思っています

それは凌太にやられたね!!!と思ったあなたはぽちっとな~


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