このようなご質問だと私は整理しました。
そして、次のような解決法を提案しました。
解決法その一
自分の意見を書き出してみる
→ 書き出すことによって客観的に見ることができるので、自分で自分の意見を客観的に見た場合、この説明の仕方でいいのか?どう説明するのが分かりやすいのか?これを客観的に見ることができる。そこで、よりわかりやすいやり方があれば、そのやり方に変えていけばいい。

解決策その2
具体的に、相手をイメージしてリハーサルをしてみる。
相手がどのような人なのか、どんなことに興味を持って、どんな情報に反応するのだろうか?これをよくよくリサーチしてみる。その上で相手をイメージし、具体的に話をしてみる。こうすることで聴衆の反応の「つかみ」を知ることができるのではないか、私はこのように思います。
余談ですが、私は阿部寛さんの「結婚できない男」が好きで録画して見ています。
自分が好意を抱いている女性が、東京から離れて実家に帰ってしまう、こんな流れになりました。
そこで主人公の阿部さん扮する桑野さんが、彼女の心をとらえるスピーチを考えるわけです。様々なデータをたくさんリサーチして、最高の、心がグッと来るようなスピーチを考えるわけです。
家に帰ってくる彼女を待って、彼女に自分が考えていたスピーチを伝えました。そのスピーチは彼女に伝わって、彼女は涙ながらに「私は実家に帰ることをやめて、ここにいます!」と言ってくれます。
そこで桑野さんが一言
「よかった、じゃあ、今のはリハーサルなので本番行きます!」
彼女がびっくりして「はあ????」っと桑野さんに突っ込みます。
「今の少し、かんじゃったし。。。結果がわかってるんで、もう一度、言わせて下さい」と桑野さんは淡々といいます。
もうこのへんは爆笑のシーンです。
話がちょっとそれましたが、こんなふうにして、相手を思い浮かべてリハーサルしてみるといいかもしれません。
英語では具体的に、ということをSpecific(特別な、個別具体な)という単語を使います。
書くことで自分の考えを具体化し、聞き手を意識することでまた「聞き手」が具体化するわけです。
解決策その3
その1とその2はいわゆるテクニックです。テクニックとは別に、物事の本質を考えてみます。相手に伝える、この本質は、なにはなくとも、心ではないでしょうか?あなたにこれを伝えたいという気持ちがあるのかどうか、これだと思います。
そして宇宙の法則では、相手をコントロールしようとすると、うまくいかない、これがあります。
けれども、自分が伝えたいという気持ちを持って伝えると相手に伝わります。
その時に大切なのは、相手の反応を期待しないことです。自分がこれだけ労力をかけて作った説明だから
聞いてくれて当然だろう、
わかってくれるだろう、
同意してくれるだろう、
このような思いを持って説明すると、必ず相手から反発がきます。
相手の反応を期待して、ではなくて、
相手がどう思おうと構わない、
私はこの思いを伝えたい、
このような気持ちで説明すると、相手がすんなりと受け入れてくれることがあります。
私はこの伝えるという事、「気を込める」、これについて、生徒さんにお話しをしました。
この時は、生徒さんの反応もとても良かったような気がします。
思いがけないご縁をいただき、私はたくさんの気づきをいただくことができました。ありがとうございました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引用元:相手がわかってくれる伝え方