ボストン美術館・日本美術 | 駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

米国、一時フランス、中国、米国再駐で通算25年加算中。慶應大文学部卒。経営ノウハウの学術化を目指し、仕事の傍ら米アイビーリーグのブラウン大学の大学院で勉強してます。
延べ21年目のアメリカAnother Skyから発信します。

 ボストン美術館へ

春以来、久しぶり。
日本美術が長らく改装と美術品の修復のため閉鎖中でした。この週末まで機会がなかなかありませんでしたが、7月の会社の業績がまずますだったことと、学業も少し落ち着いたので今回訪ねました。



日本美術


ボストン美術館の日本美術は特別。

それはモース、フェノロサ、ビゲロー、岡倉天心まだ遡り、日本美術を西洋に浸透させる役割を担ってきました。日本美術の収蔵においては量的にも質的にも最高水準です。



ウイングの2階に日本美術が展示されています。


保存状態が非常にいい。


棟方志功

構図、字の入れ方、字体、そしてことばにあるように広重の青の色使いとの対比。


尾形光琳と尾形乾山の合作。

乾山が焼き、光琳が絵づけ。


「出汁を効かせて煮た薄色の大根」を余白に置きたい。



今回、茶室も出来てました。



尾形光琳の大屏風。(松島)

これには圧倒されました。


力強さと繊細さ、大胆な色使い。


カフェごはん


途中で休憩がてらいつものとおりカフェでランチ。


サマータルトとバブル。


どっさり野菜の下にタルト生地のキッシュ。アスパラとかトマトの夏野菜をリコッタチーズとともに焼き上げてます。


デザートはラズベリーのムースとマンゴーのコンポート。


夏の印象派


印象派の作品のうち、夏を感じるものを選択的に観てきましたよ。


ゴッホ


ルノワール


モネ


日本の歌のモダンアート

1900年から1950年ごろ、大正・昭和期の音楽にまつわるアート作品。

昔のレコードジャケットとか、宣伝ポスターとか。



芸術性が高いな。



久々のボストン美術館。癒されて楽しめました。