卒業式Day3(3) パレスチナ問題 | 駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

米国、一時フランス、中国、米国再駐で通算25年加算中。慶應大文学部卒。経営ノウハウの学術化を目指し、仕事の傍ら米アイビーリーグのブラウン大学の大学院で勉強してます。
延べ21年目のアメリカAnother Skyから発信します。

 大学全体の卒業式


パレード、学部生の卒業式の後は、カレッジ・グリーンで大学全体の卒業式。


学長から卒業の認証

冒頭、地元ネイティブアメリカンのナラガンセット族との関係についての宣言の後、式典らしく祝辞と答辞など関連のセレモニーが続く。


各学位授与は既に執り行われてますが、改めて一括して学長がラテン語で宣言する。



卒業生代表のメッセージ


2名が登壇。卒業生、彼らが高校3年生の時に、コロナ禍の中で、卒業式はキャンセルされた学年。


大学入学後も最初の2年間はリモートなど特別な状況に晒され、人との繋がりが薄れるなか、メンタルに不安多く過ごしてきた人たちです。


それらの経験から人との連帯やモチベーションの維持、生きる意味について語る内容でした。


二人とも特に、ガザを巡る停戦への連帯に加わりそれを訴える内容でした。

コロンビア大学を皮切りに全米のあちこちで起こっている大学の資金の投資がイスラエルへの軍事的協力に繋がってるのをやめろ!という内容のデモが拡がってますが、その延長にあります。


スピーチは心を動かす内容であり、どちらがいい悪いではなく、純粋に一般の人が犠牲になることを悲しみ、止めてほしいというものでした。


ひとりはアフリカ系アメリカ人。もう一人はユダヤ系。


冒頭、ストールを外し、パレスチナへの連帯のシンボルとなっているストールに掛け直す。

会場は大きく沸きました。


こちらのユダヤ系の女性もイスラエル人として停戦を求める連帯を示すストールを掛けています。


ちょっとした


小競り合いはありましたが、規模も小さくすぐに解散。


上空を旋回するバナーを引く飛行機


アメリカではセスナ機にバナーをくくりつけて、宣伝している風景をよくみます。


キャンパス上空を繰り返し旋回。

親イスラエルの団体がアレンジしたものと思われます。


あまり良い印象には繋がらないと思う。