ABA→ESDM→PRT+RDIと息子への療育スタイルはどんどん変化しています。
何がいいですか?何がよかったですか?と聞かれますが、それはお子さんの状態によって違うんじゃないかな…と。
2、3歳くらいまでの、何も出来ないレベル(言い方悪いけど息子はそうだった。発語や指差しない状態で始めたので)ではオーソドックスなデスク上でのABAは凄く合ってた。
でも、発語も少しでて、自我も出て、遊んでみたいけど関わり方が分からなくて…という時、オーソドックスなABAでは正直足りなかった。そんな時、たまたまESDM専門の先生との出会いがあり…4ヶ月の集中セラピー。この時はママもビデオを撮られ、毎週宿題をし(息子の遊びのセラピーをする…デスクよりある意味難しい…)翌週先生とすり合わせ…。これで人と関わるのが楽しい!という気持ちの基本ができたと思います。
幼稚園に行き始めた4歳からは、デスクセラピーは本当に嫌がるようになりました
褒めないで!
上手って言わないで!
お菓子なんていらない!
…などなど、強化子が合ってないのでは?とも考えましたが、息子のニーズに合ってないものを教えようとすること自体、もう成長過程的に厳しいな…と感じ、ABA療育施設も同じ結論だったのでRRT療育を始めてもらいました。
※PRTもABAから派生(進化)してます。デスクセラピーとは違い、大きな特徴は自然な場面でセラピーをすること。狭いデスクのみの部屋ではなく、普通の環境(リビングとか)で、ターゲットとして選んだ課題に興味を持たせつつ、その中でターゲット課題に取り組ませます。自然な流れで学ぶので、セラピーされてる感がなく、もともと一般環境なので、般化が不要。米国ではオーソドックスABAより今はPRTやESDMの方が主流と聞きます。理由はオーソドックスなデスクセラピーだと出来るようになっても、2年後くらいにはその出来た課題ができなくなる…ことが多いそうで。子供のやりたい(want to)に合ってないので、スキルが身につかないと考察されています。それよりもやりたい気持ちを持たせて取り組ませた方が、そのスキルは長持ちする…と。(説明下手ですが、この結果は文献化されてたと思います…)
applied behavior analysis(ABA)の根幹はきちんと抑え息子の行動の意味は何だろう、と分析しつつ、息子のレディネスやwant toを見定めながら課題を決めて、取り組む…そんなスタイルになりました。
一度決めたことをやり通すより、臨機応変な軌道修正を…。
知ってることを全てと思わない…、自分より知ってる人・研究してる人は必ずいる…。調べる。
判断が正しいと思わない…他人も自分も疑うこと。
就学まであと1年半ちょい…ゆるっとしたABAの3人4脚頑張ります