中学2年の国語の教科書で習う

『走れメロス』って覚えてますか?



メロスは激怒した…

で始まる太宰治の名作です。


娘ちゃんがこの前、学校の課題で

この『走れメロス』のアナザーストーリーを

考えて作文してみなさいって。


この企画ものすごく面白い。

いろんな物語を考えられる。


娘ちゃんがアナザーストーリーの対象に

選んだのはメロスが自分の身代わりになり

メロスが帰ってこなかった場合に

代わりに命まで取られてしまうという

竹馬の友セリヌンティウスの元へ

必死に走って帰る途中に襲ってきた

『山賊』でした。


走れメロスのなかでもほんの少しの登場で

あっという間にメロスに3人叩きのめされて

簡単に逃げられた山賊です。


この山賊の親方が悲しい境遇の生まれで

今回のメロスの邪魔をするように命じた

暴君ディオニスに昔々助けられてから

命の恩人の為にと尽くすようになったって。


本編には全く登場しない架空の人物の

事細かな設定をして、心の動きから

メロスとの絡みまで、実に面白く

物語になっていました。


もちろん中学生なので、言い回しや

言葉のセレクトなどまだまだな部分は

ありますが、自分の娘のことを

褒めすぎるのも変ですが、かなり面白く

他の子たちのも読んだけど、群を抜いて

面白い物語になってました。


センスあるわ。


本当はその作文をコピーして

ここに載せてもよかったけど

もっともっと練り上げれば面白くなるし

一つの作品にもなりそうなくらい。


またいつか機会があったらお見せします。


そしてそして

ホントは学校の先生にも言えない裏話は

女子校の娘ちゃんたちのクラスメイトの中で

アナザーストーリー

と言われてみんなが真っ先に思いついたのは

メロスとセリヌンティウスの友情が

実は愛だったのかも…ボーイズラブ的な話を

みんなでコソコソ話してて

キャッキャ言いながら笑ってたそうです。


メロスとセリヌンティウスの愛?

面白そうだな。

お父さんがそのアイデアパクって

物語作っちゃおうかな。。



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メロスは激怒した。


それは暴君と化した王のディオニスに

ではなく

自分を信じて、無条件で身代わりを受け

命をかけた友情を見せたセリヌンティウスに

でもなく

こんな状況になってしまった、というか

自らこんな状況を招いてしまった

自分自身の愚かさにほとほと呆れ果て

今まで生きてきて感じたこともないほどの

激怒をしてしまったのだ……続くww


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