「私と小鳥と鈴と」
         金子みすゞ

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(ジベタ)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。


娘ちゃんの教科書に載ってた
みすゞさがしの旅」に載っていた詩


学校からもらったプリントをやってる
娘ちゃんが「答え合わせをして」と
持ってきたものにこの教科書を読んでって
ものがあったので仕方なく読んだら
引き込まれて泣きそうになった
(娘ちゃんいなかったら号泣してた)


誰かをうらやむ気持ちもある
でも
その人から見ると自分にしかないものも。


ものの見方なんてどちらから見るか
どこから見るか、どの立場で見るか
どんな風にでも受け止められるし
どんな風にでも解釈できる。


ただ一つ言えることは全て見える事は真実。
だからそれでいい。


みんなちがって、みんないい。


いやなことなんてたくさんあるけど
負けないで「いまできること」しよう。