たしか成人したくらいの頃
幕末ものの小説などを読みまくり
熱い男たちの生き方に憧れて
しばらく熱中していた頃があります。


日本がずーっと変わらず安定?してた
江戸時代が終わりを迎える激動の中での
様々な人間模様が小説やドラマにされ
大河ドラマでも定期的に幕末ものは
やってて、坂本龍馬などは人気コンテンツ。


幕末好きな人には
西郷がいい
龍馬がいい
中岡がいい
など様々な人が様々なことを言いますが
龍馬と人気を二分する『高杉晋作』は
破天荒って文字通りの生き方。


そんな高杉が残したのと言われる辞世の句
『面白き事もなき世を面白く 
すみなすものは心なりけり』


有名ですね。特に上の句の部分の
『面白き事もなき世を面白く』
を座右の銘などとしてる人も多いみたい。


この辞世の句についても諸説あって
下の句は違う人が詠んだって説や
亡くなる数年前にはこの句は読んでたとか。


まぁ、真相を探るのは研究家に任せておいて
この句をきちんと理解すると生き方の教訓と
いうか、なるほどって熱くなる。


よく間違えられやすいのが
『こんな面白くない世の中なんて
俺の力でなんとか変えてやるぜ!』
などと受け止めてる人多いかも。
上の句だけがフューチャーされて
そんなイメージご強いのかも。


でも、この句の本当の意味を僕は
『面白くないと思える世の中でも
面白く感じるように生きるのは
心持ち次第なんだぜ!』
って受け止められるのです。


僕たちが生きて行く中で
環境や
境遇や
状況や
時代や
…様々な理由で人生翻弄されたり。


僕もこの歳になって大きな病気が見つかり
まして指定難病とか聞いたこともないような
病気になろうかなんて想像もしてなかった。


病気がわかったばかりの頃は
『人生オワタ』
じゃないけど自分の人生を呪ったり。


でもさ。
事の大小はあれど、思い通りにいかず
様々な苦難に見舞われたりするのは
誰もが同じだと思うのです。
順風満帆で失敗なんか一度もない!
多分そんな人はいない。


水戸黄門の歌じゃないけど
『人生楽ありゃ苦もあるさ〜♪』
ってその通りだと思うんです。


そこでさっきの高杉晋作の句。
『面白き事もなき世を面白く 
すみなすものは心なりけり』


自分の心しだいで面白くもできるし
辛くて苦しくて耐え難いものにもできる。


どうせ一度しかない人生
面白き世にするのも
面白き事もなき世にするのも
自分の心が決めるんですよ
って意味に感じるんです。


幕末の志士たちの一人一人の細かな
生い立ちなどを書き始めるとキリが
ないくらい書きたいことはたくさんあり
別の機会に記事にします。


面白く
そう感じるように生きていきたい。