私には少ないながらも友達が居て、
それはとても凄い事なのだけれど、
だからと云ってどんな事でも話せるわけではないし
話したところで何も解決しない事も知っているし、
だから独りで抱え込むしかなくて、
当然彼氏なんて居ないし、仮に居たとしたって
話しても重荷になるだけだから絶対しないし…。
結局は自分で光を見付けて
出口を探すしか無いんだよね。
光を見付けられなかったら死ぬしか無い。
もし私が男だったら今頃は家を追い出されて死んでいる。
女だから親が追い出さないでいてくれている。
何だかんだで箱入りに育てられ守られてきた。
小さい頃は人形劇や動物園やテーマパークにも行ったし
小中学生の夏休みには毎年、軽井沢か那須高原に行った。
朝食は綺麗なホテルでコース料理みたいなのが出てきた。
給仕してくれるお兄さんがとてもスマートで素敵だった。
私も子供ながらに礼儀正しく姿勢を正して
“お嬢さん”していたのを覚えいる。
夜には家族と祖父母でバーベキューなんかもしたり。
贅沢な生活だったと思う。
いつしか那須にも軽井沢にも行かなくなり今の生活に。
あの頃と変わらないのは
テレビばかりを見ている事くらい。
旅行中にも気に掛かるのはテレビの事。
早く食べてコテージに帰らなきゃって、そればかり。
あと早朝の鳥の声と澄んだ空気は好きだったかな。
兎に角、何が云いたかったのかと云うと、
贅沢病だよね私、って事。
家族に大事にされてきた事が体から抜けない。
だから“今(現実)”が受け入れられない。
他人は何時だって私に酷い事をする。
私の逃げ場は家の中にしかない。
今も、昔も。そして屹度、これからも。
私を心から受け入れてくれる人なんて存在しない。