⚫︎プロデューサーの玉乃井さんからのお手紙をもいちゃんが代読
「森脇優依様、二十歳の誕生日おめでとうございます。
二十歳という歳は、一生涯のなかでも節目になる歳です。
この大切な日を共に迎えることを大変うれしく思います。
優依は、今でこそ山口活性学園のメンバーとして活躍していますが
立ち上げ当初は研究生という立場でしたね。
最初の頃、僕は東京に住んでいたので優依のことは知りませんでした。
ある日、当時のダンスの先生から連絡があり 森脇優依という子がいます。
とにかくハングリーでライブで使いたいのですが、と言われました。
それも10月にオーデションをしてから、最初のライブが行われた約二ヶ月間の間のことでした。
先生の心を動かす人材がいるという報告を受け、プロデューサーとしてとても楽しみであると感じたのを今でも覚えています。
実際に優依を見ることができたのは、翌年の1月初春でした。
その時はすみません!全く記憶がないです」
ーー(笑)
「今にして思えば、人見知りな性格を発動していたのだろうと思いますが、そんな優依が3月に追加メンバーオーデションでチャンスをものにして、見事なまでのシンデレラストーリーを作りあげてくれました。
でもその時の僕は、不安でしかたがなかったんです。
スタッフやダンスの先生から、よくイベントで泣いていたとか、自分の感情をあまり表に出さないなどの報告を聞いていたからです。
人前に立つ仕事をするのには、あまり向かない性格なのだと思いました。
でもそれは大きな間違いだったんですよね
泣いていた理由は、自分の力の無さに
感情を表に出さないのは、人一倍気を遣う性格だから
いつだったか、こんな質問をしたんです。
『努力してるか?』
優依は新曲が届けば、必ずその日のうちに歌詞を覚えてきます。
新しい振りが入れば、自分の納得がいくまでずっとずっと繰り返し練習をしています。
それは家に帰ってもずっと…
何回繰り返して聞けば、歌詞を覚えることができますか?
何回繰り返して踊れば、振りを覚えることができますか?
努力なくしてそんなことができるわけがないんです。
そんな優依の答えは
『努力なんてしたことないです、好きだからやってるんです』
でした。
僕は震えました…
世界で活躍する有名スポーツ選手と同じことを言いました。
僕の尊敬するアーティストと同じことを言いました。
誰よりも努力をする彼女だからこそ、誰よりも悔しい思いもするしその思いをしたくないからこだわるんだと
優依という小さな小さな少女が、山口活性学園にとってとても大きな大きな武器を与えてくれました。
それは真っ直ぐな姿勢です。
そのひたむきな視線に、僕も多くのことを学ばせてもらっています。
その姿に多くの人が勇気をもらい、多くの人が元気ずけられているのだと思います。
進学校に通っていた18才の少女が、下した大きな決断
その決断が絶対に後悔にならないように
僕ら運営も優依に負けないくらいの真っ直ぐな姿勢で、
優依の夢を、メンバー全員の夢を全力でサポートしますのでこれからもよろしくお願いします。
いつの日か、みんなで笑ってお酒でも飲みにいきましょう。
二十歳の節目に、同じ夢を共に追いかけれる日々に『ありがとう』の言葉を贈ります。
山口活性学園プロデューサー
玉乃井信彦 」
ゆい「ありがとうございます…」
ーー(拍手)
そして続いては、優依ちゃんと同い年で
共に山口活性学園の研究生からスタートしたむぎちゃんからの言葉に…