列に入ってきました。
前回の大阪公演は中止だったため、大阪公演は6年ぶりです。
なかなかチケットも取れないことですし、またチケット代も高いので今季1回きり。

最近は伊礼さんのところでチケットを取ること多く、今回も伊礼さんのところで。
で、いちばんの目当ては兄バルジャンだったのですがこの組み合わせだと土日がないんですよ。
3月後半は年度末なのでなかなか休めないため、なんとかこの日半休を取りました。

感想。
演出変われどやはり曲がいいからなんだかんだ熱くなる。
ただ年々見るたびにテンポよすぎる、展開早すぎるって思っちゃうんですよね。
展開を知っているからかもしれないですけれど。

目当ての兄バルジャンは包容力がすごかった。
今まで見たバルジャンの中でいちばん父性を感じた。
いいわ、想像していた以上にいいわ。
「Bring Him Home」が色んなバルジャンで聴いていますが今まででいちばん胸に沁みました。
四季劇場以外で観ると違和感あるかなと思っていましたが思ったよりはまっていました。
ただ、次にキャスティングされる役がなんだろうと思いつかないなとも。
石丸さん路線かなあ。

 

伊礼ジャベールは前回はそう感じなかったのですが(他が理生さんと川口さんだったので)、濃いなあと感じました。
伊礼さんって年々うまくなっているような気がする。
兄バルジャンとの相性も良かったような気がします。

そして実は木内アンジョも目当てでこの回とったのですが軽率に恋するわ、いいわ。
まあ、濃さは理生アンジョや小野田アンジョには及ばないですけれどもカリスマ性は感じましたよ。

マリウスコゼットエポニーヌの若手メイン3人ですけど(まとめちゃいますが)、悪くはなかったのですがなんだか物足りない。
歌はうまいんですけどなんだろう、何が足りないんだろう。
特にコゼットは以前も書いたんですけれどマリウスがエポニーヌではなくコゼットなのかという説得力が必要という意味でいちばん難しいと思います。
近年ではその意味でいちばん良かったのは生田さんかな。
ここで絡めると晴香ちゃんのファンテーヌも悪くはなかったのですが母性が弱い。
やっぱりエポニーヌで観たかったなと思いました。

テナルディエ夫妻は以前も観ているので割愛(略しすぎw)。
もりくみさんはもりくみさんでさいとーさんはさいとーさんだった(笑)。
お染さんのテナ観たかったなあ。

 

 

 

 

 

梅芸20周年だったからか色んなフォトスポットがあって楽しかったです。
バリケードのところは1人でバリケードだけ撮っていたら(ボッチ観劇なので)後ろの方に「撮りましょうか?」と声をかけていただき「バリケードに立つ旗を持った私」を撮ってくれました。
優しい世界…。

 

 


トートバッグも買っちゃった。
これで座席表要らずです(笑)。

 

 

久しぶりに松下(洸平)くんを観たいというのと昔原作読んで面白かったなというだけでチケット取ったんですが、東京公演での評判がうなぎ上りだったのでチケット取った時以上にものすごくハードル上がりました。
結果としては本当にハードル上げても大丈夫だった。

同じ日に生まれた2人。
一方は裕福な銀行家の跡継ぎとして、一方は孤児からホテルオーナーにのしあがる。
そんな2人の数奇な人生が交錯して・・・という話。

では感想。
評判通り、いや評判以上に面白かったです。
初めての舞台化とは思えないくらいのクオリティで今年のベストミュージカルでいいんじゃないかな(まだ2月)。
ワイルドホーンの音楽もはまっていたし、何よりもストーリーがしっかりしている。
原作は多分高校生の時に読んだと思うのですが内容すっかり忘れていましたけど(笑)。
ジェフリー・アーチャーがその頃私の中でブームで「百万ドルを取り返せ」とかこの作品の続編である「ロスノフスキ家の娘」とかも読んだはずなのにな。
イチラスまできてなんとなく思い出しました。
そして、某民話にたとえていた感想を読んだことを思い出しました。
あれ、完全にネタバレやん(笑)。

W松下主演ということでしたが、洸平くんの方はスリルミー以来かな。
優也くんの方はメタルマクベス 以来かも?
2人とも歌もしっかりしているし、何より演技がいいので見応えありました。
他のキャストもアンサンブル含めていい。
祐さまはあれはあれでいいw

上川くんはいつもいい役もらえてるなと思う。
今回はダンスも結構あったのが良かった(MR!では踊れないし)。

とても重厚なグランドミュージカルを観たという満足度が高いです。
今年ベストでいいんじゃない?(2回目)

 

オスカー・ワイルドと彼を愛する2人の男との3人芝居。
もともとは韓国ミュージカルですが、3人というパターン多いですよね。




2チーム制でしたが、福士くんと立石くんが観たくてこちらのチームで観劇。

感想。
立石くんのドリアン・グレイが見たくなりましたw
この作品は「ドリアン・グレイ」を知ってる前提の話だったと思うので知らない人にはピンとこないかも。
オスカー・ワイルドといえば「幸福な王子」が有名ですが、この作品では「ドリアン・グレイの肖像」と「サロメ」がキーとなっています。

福士くん演ずるロスからの回想で始まるので狂言回し福士くん主軸で話動くかと思っていたけどそうでもなく、福士くんいないシーンも多かったです。
ただ、福士くんがいると締まる感じがしました。
立石くん演ずるワイルドがとんでもなく魅力的でそりゃ2人も魅了されるわ。
だから逆にワイルドがダグラス(ボジー)に狂わされるのがなぜ?とも思ったんですわ。
こんなワガママで自分勝手な子供になぜ振り回されたのか?
このダグラス役の東島くんは初見でしたが20歳になったばかりなのか!若いっ!
若さゆえの役にははまっていました、終始イライラさせる役でしたが。

ワイルドはただ振り回されていただけではなく、世間に抗いたかったから逆にダグラスを利用していた面もあったのかとも思ったり。
そんなワイルドを破滅から救いたいと思うロスに対しては友情以上のものは感じていたけれど恋情には至らなかったのでは?

ストーリー自体は好みではなかったのですが、音楽が非常に美しくまた3人とも美しく目の保養耳の保養となりました。
2時間休憩なしでしたが、そんなに時間が経っているとは感じなかったくらい。

 

 



帰りに、大阪限定コラボドリンクをいただきました。
ベリーが入ったティーソーダ。
開演前はトイレが気になって飲めなかったので終演後(笑)。