祐一郎さん座長のコンサートに行ってきました。
祐一郎さんと愉快な仲間たちのクリスマスパーティー(いや、新年会)におよばれした感じのコンサートで楽しかったです。
知寿さまと梨絵ちゃんが一緒ということで決めた回なのですが、この2人同時に見たのはもしかしたら大阪マンマ以来かもしれません。
母娘仲良しでした。
あいかわらず梨絵ちゃんは知寿さんのことを「はは」と呼んでるし(ひらがなの「はは」なんですよね)。
圭吾さんは祐様を「父上」と呼んでいてそういえばここも親子だったw

歌とトークのバランスも良くてとても楽しかったです。
トークで印象に残った話として、いちばん驚いたのは、梅芸のシャンデリアがCATSの仮設劇場建てるより高いという話。
あと、ジーザスをこのドラマシティでやっていたことあるんですね。
リハで45分くらいはりつけになっていた話は気の毒だけど笑った(照明の調整とかやっていたからだけど途中からどうやら忘れられたらしい)
「四季」のことをみんな「前の職場」呼びが面白かった。
駒田さんがそういえば自分以外同じ職場だったじゃない?と突っ込んでいるのも面白かった。
そしてやはり祐様は浮世離れしていて不思議な雰囲気で、だから人外がよく似合うんだなと改めて。
でも東京都や新宿区から色々もらえるというのが庶民的(もうすぐ古希だとは!)。

歌は聴きごたえありましたね。
和装トート3人のコンセプトが謎でしたが、駒田さんの「最後のダンス」が聴けたのがレアで良かった。
そしてアメドリ聴いてやはり駒田エンジニアでサイゴン見ようかなと思った。
駒田エンジニアはアメリカに行けそうにないところがいい(話としては良くないが)。
「愛と死の輪舞」は祐一郎さんソロでしたが、なんというかこの表現は祐一郎さんでしかできない表現、唯一無二だなと感じました。
知寿さんはエビータとか「星から降る金」が印象的。
梨絵ちゃんはすごくパワフルな歌声健在で「SIX」も似合うんじゃないかなと思いました。
圭吾さんはロックな表現がかっこいい。
この劇場では大抵踊っているというのもおかしかった。
希望をいえばソロが多かったのでコラボももう少しあったらなというのと、知寿さんと梨絵ちゃん揃っていたから「この手をすり抜けて」を聴きたかったなということ。

最後にTdVのアンコール同様みんなで踊ってサイリウム降って盛り上がって終わりました。

ああ、楽しかった♪

 

 

 

初演の時、評判を聞いて行こうかと思ったのですがその時はスケジュール詰まっていて行けませんでした。
というわけで今回の再演が初見です。

キュリー夫人は小学校の時伝記で読んだくらいの知識です。
キュリー夫人(マリー・キュリー)の生涯をベースにしたミュージカルで、「ファクション・ミュージカル」と銘打っているとおり史実そのものではありません。
友人アンヌや工場を経営するルーベンは虚構?もしかしたら存在していたかもしれない人物?
史実と虚構のバランスが良くてうまくできている話だなと思いました。

最初に「女性だから」「ポーランド人だから」と苦労していたと思ったら結構早い段階で結果(ノーベル賞)を出していたり、いつのまにかピエール・キュリーと結婚していたりとノーベル賞を獲るまでの過程は深堀りしないんだと思ったんですが、主題はノーベル賞を獲ってから、ラジウムを発見してからなのですね。

ラジウムが副作用を持っていることは今の時代の人たち(観客)は知っていますが、工員たちが無邪気に働いている姿を見ていたら胸締めつけられました。
この後どうなるか展開がわかるだけに。
ルーベンはいつラジウム中毒について知ったんでしょう?
工員に対して破格な扱いをしていたのでその時点でもうわかっていたんでしょうが。
最後にきのこ雲がバックにあったのはマリーが人道的に使ってもらえるようにとラジウム抽出方法を特許化しなかったことが裏目に出たのか。
この点に関してはセンシティブな問題で語るのは難しいと思います。

初演はシングルキャストでしたが、今回メインキャスト4人ともダブルキャスト。
キャストは皆良かったです。
4人の中では雷太くんがはじめましてでしたが存在感あって良かったです。
アンサンブルも石川くんとか可知さんとか亜早実ちゃんとか知っている人多くて安心。

評判では「泣く」とのことなのでどこで泣くんだろう?と思って観ていたのですが、マリーが死んだ後のピエールと話しているシーンで急にキタ。
普通はその前にあったマリーとアンヌのデュエットのシーンだろうけど、ここが泣かせどころ、クライマックスなんだろうと思うと逆にあまりグッと来なかった。
歌はうまいなと思ったけど。
ピエールはアンヌと比べてそれまであまりマリーにとってどういう存在だったのか描かれていなかったように感じましたが、このシーンでどういう存在だったのかがわかってそこでグッときたのかな。
そこは松下くんがうまかったように感じます。

ただ、単純に「面白かった」と言えないのは前述のとおりセンシティブな問題を孕んでいるからそこでひっかかったのかもしれません。
良くできたミュージカルであったとは思います。

 

 

 

「ゆせくんがオペラに出る」「しかし歌唱披露がない」という謎仕事を観に行ってきました(笑)。

最初は埼玉だけの公演だったのですが、芸文での公演が追加。
埼玉も申し込んでいたのですが外れてチケット取れなかったので今回取れて嬉しい。
ただ、埼玉と形式が違ってコンサート形式とのこと。

入場時間に行くと今まで見たことがないほどものすごい行列でした。
どれくらいすごいかというと芸文の地理がわかる人にはわかると思うけれど、コ〇ミのジムのところが最後尾でした。
自由席じゃないのに(笑)。
そして入場してからもポスター撮影の行列。
ええ、並び待ちしたよ、もちろん。
この回は完売と聞いていましたがあきらかにゆせファンがほとんどという客層でした。

開演3時間前に座席がわかったのですが(電子チケットだけど機械置いてなくてスタッフがチェックする方式だからか)、思っていたより近い席でこれだけ近くでゆせくん観たの久しぶり♪というくらい近かった。
最前ではないけど、どセンターだったし。
まあ、近かったからセリフ録音やんというのがわかったんですけどね(苦笑)。

ストーリーは平家物語なので特に予習はしなくとも話はだいたいわかる。
清盛が主役なので、清盛が亡くなるところまでで壇ノ浦の戦いまではやらなかったです。
ゆせくんの役どころは琵琶法師と武神の二役。
狂言回し的な役と聞いていたけどそこまで回していなかったというか、一応琵琶法師の時は語り部っぽかったけど。
あの有名な「祇園精舎の鐘の声」をゆせくんの語りで物語が始まりました。
武神の時は殺陣もあり、ずっと時代劇をやりたいと言っているから嬉しかっただろうし映像でもやりたいだろうなと思いました。
オペラ歌手の方とオーケストラと合唱団の皆さんに囲まれて一人異質で、その異質さが役に合っていて良かったです。
妖艶で不思議な存在感を醸し出していました。

カーテンコールではエア琵琶や、ハート作ったりとお茶目さも出して可愛かったぞ。
そしてここで脚本の田渕久美子さんも登壇。
初めて生で拝見したわ。
今回の役はオペラ歌手じゃない人にという田渕さんの要望で決まったようでした。
町田くんの「美女と男子」が良かったので、映像仕事でもご一緒できたらいいな。

オペラそのものの感想といえばあまりオペラを観たという感じではなかったです。

まあ、コンサート形式ですし。
異種格闘技のようでした。
それはそれで面白かったですけどね。

最近、こういう異種格闘技のようなものばかり観ている気がする(笑)。