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 本ブログのメインテーマは、男性ホルモンが生まれつきない男性が、男性ホルモン補充療法などを15年以上続けてきたけど、やめてみた、男性ホルモンまたなくなるけどどうなる?という内容でお送りいたしておりますが、今回は前回に引き続き、女装して大学病院行ってきた件です。

 
 前回、大学病院に女装(ただしホルモンバランス(以下略))していった件について、ブログ記事にしました。

 

 

 今回から2回シリーズで、各診療科の先生の反応を書きたいと思います。

 

 まずは、泌尿器科から。こちらは、今までずっと男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法をしてきた担当科でして、その後の変化(ホルモンバランスの変化による「女性化」)についても、定期的に診てくださるとお話し頂いた先生です。

 

 まず、番号で呼ばれて(うちの大学病院では、当日受付票の番号で呼ばれる仕組みになっているので、名前では呼ばれないので、見た目と名前が一致しない方でも大丈夫、まぁ、私はどちらでも使われる名前なので大丈夫ですが)、部屋に入ったところで、先生から「誰が入ってきたのかと思った、声でようやくわかった」と言われました。リップサービスかも知れませんが、わざわざ女装?変装?していった価値があったというものです。

 

 で、診察。とりあえず男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法をやめてから、4ヶ月程経過したわけだけど、体調はどう?と聞かれ、申し訳ないですけど、男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法をやっていた頃より、やめた今の方が、圧倒的にいろんな方面について、体調良いです、とお答え。事実、(時々の謎現象に伴う体調不良以外は)体調いいんですよね。

 

 

 あと、先生から、「男性ホルモン補充療法やめて、『女性化していく』わけだけど、それは辛くない?身体の面でも、精神的な面でも。」と聞かれました。だいぶ本質的な質問ですが、重要な質問でもあります。これについては、「見た目などよりも、なにより身体が楽で、今の方が自然体で楽に生活できている気がします。やはり、そのあたりは、外から『無理矢理男性化を図るために男性ホルモンを入れる』より、身体本来の自然な状態の方が良いと、身体が選択したのかもしれませんね。あと、もともと、ジェンダー(注:自分自身が思う性別)はいい加減で、別にどっちでもいい(女性でも男性でも、その他の何かでも)ような人だったので、身体が女性化していくことには抵抗はありません。繰り返しになりますが、心身が楽になる方のほうが大切ですから。もともと、男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法をしていたのも、『医学的理由(つまり体調や身体を整える、良い方向に持って行く、医療としての理由)』ではなく、『社会的理由(つまり、戸籍と身体を合わさないといけないという思いや、周りや、職場などや、社会一般からの、見た目や戸籍と、ホルモン的なものを一致させろと言う無言の圧力)』からだったので、医学的には、社会的理由さえ無ければ、私自身の身体が選択している自然体である、『(自分自身の身体から出る)女性ホルモンが優位な状態』の方が良く、『男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法で無理矢理自然状態』を壊した状態は良くなかったのでしょうね。でも、いままでは、『社会的理由』が強かったので、男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法をしていましたが、いまはだいぶそれも弱くなり、(親は女性化を気持ち悪がってますので、まだ『社会的』圧力は残ってますが、分かれて住んでいるので、普段は気にならない)自然体を選択できるようになりました。あと、今日してきている格好や、ネイルとかが、先生の質問への一つの答え、ですが、普通に女性化をいろんな意味で『楽しんでいる』からご安心を。むしろこちらの方が、あっているなと思うこともあります。」とお伝えしました。

 

 先生の方は、「それを聞いて安心した、医学的には、本人が心身ともに辛くない方向に持って行くのがその役目だから、本人が『女性化』を辛くないというのであれば、その方向性を尊重したいと思う。もし『女性化』が辛いとか、心身ともにホルモン欠乏でつらいとかがあれば、男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法を再度勧めようと思っていたけど、今のところは大丈夫そうだね。でも辛くなってきて、男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法を再度したいと思ったら、いつでも気軽に言って欲しい。再開は別にいつでも可能だから。」とおっしゃって頂きました。

 

 あと、先生より、「女装と先ほどお話しされていたけど、ホルモンバランス、女性ホルモンが圧倒的に多くて、男性ホルモンが圧倒的に少ないと思われる現状では、そう呼べないかもね。」と。

 

 この一連のやりとり、教科書にしても良いくらい大事ですよ!!

 

 で、次、5月に採血して、再度、男性ホルモンと女性ホルモン、その他「性」に関連するホルモンの血液検査をすることになりましたので(多分、男性ホルモンと、LH、FSHというホルモンが地を這っていて、女性ホルモンがそこそこ高い可能性があるけどね、先生も、現況の確認のための採血で、これで治療どうこうという話では無いけど、と。)、結果が出ましたらまた報告しますね!!!