肝っ玉かあちゃんのひとり言 -3ページ目

肝っ玉かあちゃんのひとり言

妄想の世界に逝っちゃってるヤツの戯言

「うぅ……むぅ……ぐぅ……」


放課後の教室に響く唸り声。

それは次第に大きさを増し、叫び声へと変わった。

「だぁ~!!わかんねぇ!!」

無意味にクルクルと回していたペンを机の上に放り投げ、白紙の英語プリントの上に倒れ込んだ。


英語の補習を受けるくらいなら真田副部長の説教食らってた方が数倍マシだ。

いや、どっちも嫌だけど……。


はらりと目にかかった前髪を何気なく摘む。


そういや最近髪切りに行ってねぇな。

柳先輩に視界の妨げになるから切れって言われてたっけ……。


人差し指に巻きつけた髪を鼻先の方へ引っ張り、毛先を見つめる。

その時――視界の隅に映り込んだ人影に、俺は机の上から跳ね起きた。


「っ!?」

「あ、ごめん。叫び声が聞こえたから何かと思って……」


ビビった……。

幸村部長かと思ったぜ……。


テニス部の先輩たちじゃなかったことにホッとしていると、

そいつは、俺の目の前まで歩いて来た。


肩まで伸びた真っ黒の黒髪。前髪は片側へ寄せられ飾りのないピンで止められている。

柳生先輩みたいな眼鏡をかけて、どこからどう見ても真面目ちゃん。

これで三つ編みでもしてたら漫画に出てくる勉学少女だ。


「なに?英語の補習?」

「へ?あ、うん」

「ふーん。どれどれ。あぁ、なるほどね……」

大人しそうな見た目とは違って、無遠慮に俺に英語プリントを覗きこむ。

デコがくっつきそうになって慌てて身を後へと引いた。


誰だこいつは?


眼鏡ごしに見ると小さく見えた目も、間近で見ると案外大きい。

上へ伸びた睫毛も長く、まばたきするたびにぱさぱさと揺れる。

俺とは違って白い肌。ピンクがかった頬と赤い唇。


女の顔をこんなに近くで見たのって初めてかも……。


思わずじっと見入ってしまっていると、プリントを見つめていた瞳が、突如俺の方を向いた。

ギョッと驚く俺にニコリと微笑み、俺が転がしたペンを手にとってサラサラとプリントに書いていく。

マジ予測不能な行動に俺は戸惑うばかり。


なんなんだこいつは……?


「答えは教えてあげられないけど、ヒント書いててあげるね」

「は?」

「早くしないとまた真田に怒られるでしょ?今日は特別だよ」


真田って副部長の事?

呼び捨てって事は3年かよ!?

んでもって、俺がテニス部って知ってる?


マジでこいつ誰?


声に出してねーんだから当然といえば当然なんだけど、そいつが俺の疑問に答えることはない。

その代わりそいつは、俺が何十分も解けなかった問題のヒントとやらをプリントに書き込んでいく。


言いたいことはたくさんあったけど、なぜかどれも言葉にはならず、俺はただ黙ったままそいつのことを見つめていた。


しばらくして、満足そうに笑いながらそいつは顔を上げた。


「よし。あとは自分で頑張ってね」

俺にペンを渡し、そのまま回れ右して教室を出ていこうとする。


おい。名乗りもせずに行くつもりかよ!


呼び止めようと口を開きかけた時、そいつは何かを思い出したようにくるりと振り返った。


「あ、そうだ」

俺の前まで戻ってきたそいつは、自分の前髪を止めてあったピンを外した。

落ちてきた前髪が右目を隠す。

音なんてするはずもないのにさらりと髪の流れる音が聞こえた気がした。


ただ止めてあった前髪を外しただけなのに、さっきよりグッと大人っぽく見えるのはなぜだろう?


「前髪邪魔なんでしょ?」


細い指が俺の前髪を掬いあげる。

ピンの感触と指先の温もりが頭皮を伝い、全身に電気を流す。


パチン―――


ピンが止まった音と同時に、俺の内側で何かが弾ける音が響いた。


「似合うじゃん。それ、あげるよ」

「え?」

「じゃぁ、勉強頑張ってね」


今度こそそいつは振り返ることなく教室を出て行った。


「……」


静まり返る教室。

そいつの姿が見えなくなった後も、俺はしばらく動けなかった。


顔が熱い。

胸がドキドキする。

「なんなんだよ……」

そっと頭に触れる。

飾りのない、シンプルなピンがそこに止まってある。


くそ……。

いきなり現れて、名前も言わず消えて……。


目の前の英語のプリントには、俺にもわかりやすいようにヒントが書かれている。


「こんなヒントより、名前残していけってんだ」

熱くなった顔を、ヒントの書かれたプリントで仰ぎながら、俺は小さく呟いた。


残されたのは、ピンとときめき


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おけましておめでとうございます!!

昨年はほとんど更新もせず、友達のブログにお邪魔することもなく……ってな感じでしたが、

私のことを忘れることなく、誕生日や新年のお祝いメールを下さった方がいた事に感謝の気持ちでいっぱいです。

素敵なプレゼントまで頂いちゃって本当に嬉しかったです。

ありがとうございました!!


久々に夢が書きたくなって書いてみましたが、なぜか浮かんだのが赤也でした。

かわいい年下男子はやっぱいいな~♪

仁王の夢も書きたいけどなんも浮かばない……。


もうすぐブログ5周年だし、仁王夢を一本は書きたい。

誕生日はお祝いもしてあげれなかったしね。


相変わらず更新頻度は低いと思いますが、今年もブログともどもよろしくお願いします!!



雪萌




メールの通知が来るたびにドキッ!とします。

仕事の催促のメールだったらどうしよう!!ってヒヤヒヤしながら毎度メールを開封してます。

なかなか締切が守れず遅れちゃってる私が悪いんですけどね。

追い込まれると頭がパーン!ってなって、自分で何書いてるかわからんようになる。


ずっとPCの前に座ってるせいか、足が浮腫んで超太い。そんでもって超痛い。

マッサージと爪先立ちや踏み台昇降なんかして足を動かしてるけどなかなか治んない。

昨日友達にエコノミー症候群にならんように気をつけてって言われてびっくり。

エコノミー症候群ってこういうことでもなるんだ~。


ちゃんと布団で寝ようって思うんだけど、もうちょっとだけ仕事したいし……ってやってるうちに寝ちゃって。

気がついたら朝でした……っていうのがここ最近続いてます。

足が浮腫むのはこういうことしてるからかな?

今夜はちゃんとベッドで寝よう。


ってなわけで、仁王の誕生日を祝う余裕はありません。

無理だろうなってわかってたけど、悲しいな……。

とりあえずケーキだけは食べようかな。←



うちの次女。あまりに集中力がなくて悩んでおりました。

あと記憶力が悪いっていうか、ほんのちょっと前のことを覚えてない。


もちろんのこと勉強もからっきしです。

だって、学校で習ってきたこと覚えてねーんだもん。

家で一から私が教えてやっと宿題ができる。

学校行って何してんの?って感じです。


これはどうしたものかと悩んでいたところ、

カイロをやっているお友達に「カルシウム取らせてみなよ」と助言を受けました。

私が子供の頃もそういえばカルシウムの錠剤飲んでた気がする。


で、前々から気になってきたセノビックを買ってみました。

3姉弟の中で次女だけが背が低いのも気になってたんですよね~。

前から2番目って。私後ろから3番以外なったことない。


セノビックって見た目と味はミルクココアでした。

長女と長男のお口には合わんかったようですが、次女は美味しいと喜んで飲んでます。

それでコレ。飲ます前に「これを飲むと頭がよくねんで。めっちゃ勉強できるようになるで!」といって飲ませたんですよ。

長女は品名を見て「背が伸びるやつでしょ?」って気づいてましたけど、次女は「そうなんや!」って信じてました。

するとですね。学校から帰ってきた次女が「ママ!今日めっちゃ勉強できて先生に褒められた!」とか言うんですよ。

マジでか!!

「ほんまか!やったやん!」と必死で笑うのを我慢して褒めておきました。←


それから毎日学校に行く前と宿題前に飲んでますが、

今までのことが嘘みたいに一人で宿題をしております。

なんてたんじゅーん!!

まあ、まだ10日程しか経ってないのでどれくらい続くかはわかりませんが……。


私もセノビック飲んだら頭良くなるかな~?ww