バレンタイン企画 舞様リク・侑士夢 | 肝っ玉かあちゃんのひとり言

肝っ玉かあちゃんのひとり言

妄想の世界に逝っちゃってるヤツの戯言



侑士と向かえるバレンタインはもう今年で何度目になるだろう?


初めてのバレンタインは「絶対手作りで!!」と、頑張ったけど張り切りすぎて失敗。

落ち込みまくりの私を侑士が優しく慰めてくれた。


次のバレンタインは私が風邪を引いちゃって、侑士が学校を休んで1日看病してくれたっけ・・・?


一緒にチョコを作ったり、泊まりで旅行に行ったり・・・色んなバレンタインを過ごしてきた。


今年は二人とも何かと忙しい日が続き、特別な予定は組めなかった。

逢うのでさえ今日はかなり久々だったりする。


それでも一緒に過ごそうとしてくれた侑士の気持ちが嬉しくて、

手の込んだ物は作れなかったけれど、簡単なトリュフを作って来た。


数週間ぶりの侑士の部屋で二人分のコーヒーを入れて

肩を並べて座りながら数時間前にラッピングしたばかりの箱を手渡した。



「ありがとう。」

「あまり手の込んだもの作れなくてごめんね?」

「なんで謝るん?俺はたとえ市販のもんでも舞が俺の事想って選んでくれたなら嬉しいで?」



そう言って髪を撫でてくれる侑士の優しさが嬉しい。

だけどやっぱりそれだけじゃ申し訳ない気がして、

「後で何かプレゼントでも買いに行く?」と提案してみた。



「そんなんええよ。」

「でもさ・・・。」

「ん~・・・・ならこのチョコ舞が食べさせて。」

「そんなんでいいの?」



怪しく微笑む侑士に、こういう笑顔の時って何か裏があるのはわかっているけど

「あーん」とする事くらい今更照れあう仲でもないし・・・・・。


箱のラッピングを解き、ココアパウダーのかかった丸いトリュフをつまみ上げ

「じゃぁ・・・あーん。」と口元まで運んだ。



「どう・・・?おいしい?」

「うん。うまい。」

「よかった・・・。」



もちろん味見はしたし、まずい事はないと思っていたけど、

やっぱりおいしいと言われたら嬉しい。


とりあえず一安心したところで、手についた粉を拭こうとティッシュの箱に手を伸ばしかけると、

その手を侑士が掴み、粉のついた指をぱくりと食べた。



「侑士!?」



驚いて手を引こうとしてもしっかりと掴まれていて離れない。


そんな私を楽しそうに眺めながら、侑士は口の中の指に舌を這わしだした。



「んっ・・・。」



ねっとりと絡めとるように指を舐めあげる舌の動きに、体がブルリと震えた。

「やめて」と言おうとしたのに、口から漏れたのは熱い吐息・・・・。


指を伝って感じる侑士の舌の熱さと、一瞬たりとも逸らされる事の無い視線が

私の中の何かを呼び起こす。



「ゆうし・・・・・。」



指だけじゃいや・・・・。

思わずそう口にしそうになった時、指から唇が離れてしまった。



「ほら。綺麗に取れたで?」

「あ・・・うん・・・。」



きっとわざと。

それはわかるけれど、このまま自分から求めるのも侑士の思うツボのようで

私は何事もなかったように、コーヒーを一口飲んだ。


すると侑士はまた違う作戦を仕掛けてきた。



「今度は俺が食べさせたるわ。ほら、あーん。」

「え?私はいいよ。」

「遠慮せんでもええやん。」

「そういうんじゃなくて・・・・」



だって絶対私に食べさせた後に同じように粉のついた指を舐めさせるつもりだから・・・。

それがわかっていて口を開くほど私もバカじゃない。


次に侑士が動きを見せる前に逃げ出そう。

そう思った私は「コーヒーのお替わり入れてくるね。」と立ち上がった。


・・・・・・が、次の瞬間なぜか私は侑士の腕の中にいて、唇にはチョコ味の唇が押し付けられていた。


背中を擦りあげ、力の抜けた隙に舌を口内へと滑り込ませて

そのままドロリとした甘いチョコレートを流し込んできた。



「んんっ!!」



侑士の口内で解けたチョコが、今度は私の口内で二人の唾液と混ざり合う。

喉を鳴らし必死に喉の奥へと飲み込もうとしてているのに、

それを邪魔する様に侑士は舌を吸い上げる。


チョコの匂いが充満し、脳内がくらくらとしてきた。


これはチョコに入れたラム酒のせい・・・?

それとも侑士の熱のせい・・・?


口端から零れたチョコが首を伝って流れていく。


あぁ・・服が汚れちゃう・・・。

頭の片隅でそんな事を考えながらも

それでもいい・・・・キスをやめないで・・・・。

体はそう訴える。



疼きだす体。

求める欲望。



黒い跡を残しながら流れるチョコを、侑士が鎖骨辺りから舐めあげた瞬間

全身に電気が走り、ビクンと体は振るえ、甘い声があがった・・・・。



きっと全身すでに紅く染まっていて、侑士もそれに気づいているはず。

だけど、侑士はそんな私も楽しそうに見つめながら、喉に、頬に、唇に舌を這わしながらも

その先へとは進んでくれない。


もどかしい刺激がさらに体を熱くする。



「ゆう・・・し・・・。」

「どないしたん?」

「も・・・・意地悪しないで・・・・。」

「意地悪?俺は意地悪なんてしてへんで?」

「やだ・・・・もう・・・・。」

「俺は舞の願いは何でも叶えてやってるやろ?ほら・・・ちゃんと言うてみ?」



結局こうやって侑士の思惑通りに仕向けられてしまう自分に自嘲してしまう。


それでも湧き上がる欲望には勝てなくて・・・・悔しいな・・・と思いながらも

今日はバレンタインだしね・・・・なんて自分に言い訳しながら

侑士が求めているであろう言葉を口にした。



―― ねぇ・・・抱いて? ――




 

Sweet Valentin

             (チョコ以上にとろけたか?)

             (・・・・バカ・・・)


****************************************


舞さんお待たせしました。


本当はR20くらいってリクやったんですけどね・・・。

しかもセリフも何もかもリク無視です。

本当に申し訳ございません!!!!


R指定モノは、なんか携帯から見れない様なのでとりあえず微エロ程度で抑えました。


でもこれじゃ申し訳なさ過ぎるので、ちゃんとリクにお答えした内容の夢を後日書かせていただきます。

それは舞さんにだけプチメで送りますね。


今回はこれでご勘弁を・・・。


ってこれくらいなら携帯で見れるよね?

これで見れんかったらちょー意味ねえ!!