二組ではなく、別々の手袋がひとつずつで、二つ。
私もよく手袋を落とします。
今朝も通勤中にポケットからはみ出して落としたところを
親切な方が声をかけてくれて、取りに戻ったり・・・。
そんなわけで、うちには片割れの手袋がいくつか。
迷子のてぶくろは、いったいどこにいってしまったのかしら・・・。
てぶくろがでてくる絵本って
けっこうありますよね。
うちにあるだけでも・・・
ウクライナ民話の「てぶくろ」 長女が0歳のときから読んでいて
せりふもまねするくらい。むくむくと巨大化するてぶくろ。
今読んでも、やっぱり楽しい。

「ゆきのひのころわん」 おなじみ黒井健さんのころわんシリーズ。
落し物の片割れの手袋を持ち主に届けるお話。

新美 南吉 「手ぶくろを買いに」 なんだかほろりとしてしまう。
ごんぎつねを思い出すからかしら。

そして、いま長女のお気に入りは、なんといっても
フローレンス・スロポドキンの「てぶくろがいっぱい」。

私も、このお話がとっても大好き。
まいごの手袋たちが、
親切な人たちの手で集まって、また持ち主に戻っていく。
雪の中、たくさんの赤い手袋をつるしたロープの光景を
思い浮かべるだけで、あったかーい気持ちになります。
それから、酒井駒子さんのイラストに惹かれて
「赤い手袋の奇跡」のシリーズも、加えましょうか。
少女のひたむきで一途な気持ちに、涙腺緩みっぱなし。
「クリスマスの奇跡は、信じる人に起きる」

誰もがみんなひとりにひとつ、
自分の「てぶくろ」の話を持ってるのかも。
さて、なくしたてぶくろのゆくえは・・・?
なにか物語ができそうですね。
皆さんも、お気に入りの手袋ストーリーが、ありますか?