日本人の4人に1人と言われている現代病の「腰痛」
長野県諏訪市/仙腸関節調整専門治療 治療院藤森スタッフ 按摩マッサージ指圧師の金子です



厚労省が3年に1度大規模な調査を実施している
「国民生活基礎調査」
前回は2019年におこなわれています
調査のひとつに「世帯員の健康状況」というものがあります。
その中の項目に「自覚症状の状況」があります
その結果

男性
1位 腰痛
2位 肩こり
3位 鼻水・鼻づまり
女性
1位 肩こり
2位 腰痛
3位 手足の関節の痛み
上記以外にも不調はありますが、多くの日本人の4人に1人は辛さを感じています
とくに腰痛と肩こりは、男女とも上位に入っています
国民生活基礎調査はこちらから
人によって辛さの程度は変わりますが、腰痛や肩こりに悩まされています
根本的な理由は骨盤の歪みになりますが、もうひとつ言えるのは「体操不足」です
運動不足ではありません
「えっ?」と思う方もいると思いますが、その証拠に野球、サッカー、ゴルフ、ウォーキング、ランニングなどスポーツしている最中でも、普通に体を痛める人がいます
逆に運動嫌いな人でも、治療院藤森でお伝えしている腰痛体操をしている患者さんは、自分の力で体調管理ができています
本来健康とは、バランスがとれた体全身の動きです
教科書通り、小さい動きでもバランスよく基本的な体の動きがあれば健康に繋がります
「健康のために運動するのはダメなのか?」
健康のためにしている運動が悪いわけではありません
ただ最近のスポーツは、子どもから大人まで決まった運動が多くなりました
それでも子どもの場合は、小中高と体育の授業があります
得意不得意関係なく、球技、水泳、陸上、体操など色々な運動があります
しかし社会人になってからはどうでしょうか?
運動をしていたとしても、決まったスポーツだけになっていませんか?
多いのはウォーキング、ランニング、自転車、テニス、ゴルフなどでしょうか
もちろん他にも色々ありますが、体育のように多くのスポーツをしている人はあまりいません
そして健康のためを意識してしまい、逆に頑張りすぎています
気づいたら無理をしてしまい、筋肉がカチカチに緊張している人もいます
そうなってしまうと、毛細血管の流れを妨げてしまい、健康のためにしていたはずがストレスや疲労の蓄積になります
◎ひとつの目的に向かってやる
スポーツも、ひとつの目的に向かってやる運動法としては意味があります
体力向上やストレス発散などができる程度で、無理のない運動なら意味はあります
しかし継続した運動をしていると、知らないうちに義務感がでてきます
走らないと、歩かないと、泳がないと健康管理の効果がないと思い込んでしまいます
「◯◯しないと健康になれない」という思い込みが強くなってくると、運動できない日は「できなかった」という精神的ストレスになります
◎健康の大原則は体の動き
本来健康は、体がバランス良く動くか動かないかです
人の体は日常生活の小さい行動でも、常に全身でバランスを取りながら動かしています
小さな動きでも、バランスをとっていることが簡単に分かる方法があります
リラックスした状態で、肩幅に足を広げて立ちます
その状態で、ゆっくり顔を左に向けます
顔を左に向けると、バランスを取るために、体が右側へ体重移動します
顔を右に向ければ、体は左側へ体重移動します
ただ顔を左右に向けるだけで、全身がバランスをとっていることがわかります
骨盤は人体の
中心です
その中心に負担があれば、無意識に庇いながら動くので、その負担は全身に広がっていきます
だからこそ、あなたの体の声を聞きましょう
「まぁいっかぁ」ではなく、早め早めのメンテナンスをしていただき、良い状態を継続できるようにしてください