昨日の続きです
長岳寺から国道169号を南へ走り、箸中南交差点を左(南東)に曲がり、三輪参道入口交差点を左(東、奈良県道238号)に曲がると一番奥に大神(おおみわ)神社があります⛩️
祭神
(主祭神)大物主大神
(副祀神)大巳貴神、少彦名神
大和国一宮。由緒書によれば、祭神である大物主大神の思し召しにより、その御魂を三輪山に永く留まって以来、三輪山全体を神体山として奉斎してきた。そのため、本殿を持たず、古代の信仰の形をそのまま伝承している。また、三輪の地は大和文化発祥の地で、政治・経済・文化の中心地となり、三輪山麓を東西に流れる初瀬川の水路を基点に日本最古の市場と云われる海柘榴市(つばいち)が開け、南北に通る街道は交通の要所ともなったと云う。第10代崇神天皇の時に全盛期を極め、後に大和国一宮として民衆の厚い信仰を集めた。中世においては「三輪流神道」という独自の宗教哲学が生まれたとも云われる。
三輪山は、古くより『万葉集』を初めとする諸々の歌集に詠われ、山そのものに神霊が鎮まるという由縁から御神体として崇められてきた。また、三輪山の中心に成す古杉は「みわの神杉」と称したと云う。『枕草子』の中に「やしろはすぎの御社、しるしやあらむとをかし」と記され、当時は「すぎの御社」と呼ばれて、三輪山の杉がいかに有名であったことが窺うことが出来る。
境内にある三輪鳥居・瑞垣・拝殿・摂社大直禰子神社は国指定重要文化財、境内(寺社跡・旧境内・祭祀に関わる遺跡)は国指定史跡、勅使殿・勤番所は奈良県指定文化財、所蔵する木造大黒天立像・聖観音毛彫御正体・高杯は奈良県指定文化財に指定されています。
儀式殿の左奥にあり、参道の途中に茶店等があります
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