中国が作った巨大なシェムリアップ新空港。
赤字だと、中国がこの空港を差し押さえするのか。
どう見ても、、、
赤字になりそう。
綺麗だが、必死にボッタクリしようとする空港。
シェムリアップ→バンコク行きの機内。
ここは東南アジアの田舎、シェムリアップ。
乗客の95%が欧米人。
フィリピン行きの飛行機でこのような光景を見た記憶はない。
フィリピンにも世界遺産はあるのだが、やはり封建制を経験することなくスペインの植民地になってしまったという歴史のせいだろう。
フィリピンが世界史に登場するのは、マゼランの頃、、、
つまり、欧米人からすると、土着の文化と融合していないスペイン植民地時代のキリスト教の建造物等を観光しても、面白くないのかもしれない。
アジアテイストとミックスされた欧米植民地時代の建造物は、ラオスやマカオを見ると人気があるのだなと思う。
アンコールワットも、欧米人からすると異教徒の遺跡で、欧米には存在し得ない歴史的な建造物だ。
そこに観光する意味がある。
残念ながらフィリピンのボロい教会など、、、
欧州に似たようなもっと古いものがゴロゴロある。
そんなことを考えながら、バンコク到着。
日本人からすると、子供の頃から遠足で散々寺社仏閣に行っているので、タイの寺院を観光してもキンキラ具合に感心するにしても、大して面白くない。
欧米人やキリスト教国家のフィリピン人からすると、異教徒の建造物なので、やはりタイの寺院巡りは楽しいのだろう。
日本人や中国人からもタイ旅行が人気なのは、なぜかは分からない。
昔は物価が安く、治安もまぁまぁで手軽だったからかもしれないが。
現在は大麻もOKなので、葉っぱと性に対する開放感など、魔都としての怪しい魅力でもあるのだろうか?
タイの様子を見て、フィリピンも観光立国を目指しているが、結局のところはビーチくらいしか観光資源がない。
タイとインドネシアのバリにもビーチがあり、異教徒の文化とビーチの融合性が欧米人に人気となっており、現在の状況になっているんだなーと痛感した。
東南アジア周遊中の欧米人の旅行ルートに、島国インドネシアのバリが入っていても、フィリピンが抜けていることが多い。
ふう。
よく考えると、フィリピン人はパスポートを取得すると最初にタイとバリに向かう確率は高いが、タイ人とインドネシア人の観光客をフィリピンで見た記憶が全くない
フィリピンが観光立国となるには、日中韓の東アジア人観光客を、頑張って「安い近いリゾート」として呼び込むしか方法は無さそうだ。
競合はダナン、ニャチャンなどのベトナムリゾートか。
あちらもカジノが出来ていて、リゾカジとなっている模様。
マニラのカジノは敷居が低く、規模はアジアではマカオの次に大きい(大型カジノ4社合計でのテーブル数。売上はシンガポールの方が大きいかもしれないが、不明。)ので良い。
英語が通じるのも、利点ではある。
まぁ、日本人は韓国へ行き、中国人はマカオに行き、セレブはシンガポールへ行くので、、、
フィリピンで韓国人が幅を効かせている気がするのは、このためだろう
ピン中の皆さん、中韓に負けず、フィリピン観光活性化への貢献を頑張ってください
タイは夜遊び産業も観光地化しており、盛大にやっているが、、、
フィリピンは縮小するばかりで、悲しい限り。
ドンムアン空港からバスで市内へ。
酷い渋滞と大気汚染。
モンチット駅前の道路ど真ん中で降車させられた。
BTSで、パヤタイ駅に向かう。
次の日、朝の通勤ラッシュ時間帯のスワンナプーム空港からシンガポール経由のマニラ行きのため、宿はパヤタイ。
夕食を探しに、迷子になりながら繁華街へ。
サイアムエリアにたどり着き、混雑しているタイ料理屋を選ぶ。
カオソーイ。
ラオスのカオソーイと全く違う、、、
これは甘いチキンカレーヌードルだ。
もちろん完食するも、甘いのでお口直し。
タイ本国でもガパオばかり、、、
しかし、このガパオはハズレ。
ケミカル味。
タイ本国で連日ガパオを食べていると、美味しいガパオと不味いガパオがあることに気付いた
タイ以外の国で食べるガパオは大体美味しいが、値段が高いので当たり前か。
タイ本国だと、安いガパオは、、、
当たりハズレがあった。
安くて旨いも、当然あるが、、、
タイ3回目の素人の私には判断不能。
今のところ、ソムタムとヤムウンセンはハズレがない。
物価高のタイでの夜遊びは、、、
何もできなかったパタヤへのリベンジは考えているが、バンコクのこの夜はマリファナ臭い裏通りを抜けてホテルで大人しく寝た。
翌朝、大気汚染の朝日を眺めながら、、、
忙しい19泊20日の東南アジア周遊は、これにておしまい。