こんにちは。
早いもので、、、すっかり季節が変わり、筆者もついにシーズンアウトの時期がやってきました。毎年この時期の恒例になっていますが、今シーズンを振り返り、来シーズンへ思いを馳せる時間にしたいと思います。
 

 
■過去最高のシーズン!
今シーズンは仕事面でも生活面でもかなり奇跡的な調整ができまして、過去最高に滑走日数を確保できました。劇的な環境変化がない限り、これほど「スノーボード中心」の生活を送れることは、この先もう無いと思います。

自分にとって本当に特別なシーズンでしたし、まずサポートしてくれた方々には感謝、感謝です。
これ以上無いほどに恵まれた環境下で、圧倒的に「量」を確保することができ、技術的にも経験値的にも向上したな、と感じています。
 
■滑りの視野を広げる
何度か記事にも書いているのですが、今シーズンは何年ぶりかにバッジテストを受検しまして、遅ればせながら1級までとることができました。

カービング。。。だけではありませんが、取り組んでいることに対して、目に見える結果が出てくると嬉しいものです。
 
ところで、バッジテスト受検のきっかけになったのは、(すでにバッジを持っている)他の人の滑りを見て、でした。単独で滑ることの多い筆者にとって、今期は滑る時間を多く確保できていたし、ある程度の自信を持っていたのでしたが。。。自分の滑りに何かが足りないな、と。他の人を見て初めて自分を客観的に見えるってこと、ありますよね。
 
そんなことがあって、実はそこで思いっきりヘコんで翌1日ずっと悩んでいたのですが(笑)、
たぶん解決しないと永遠に悩み続けてしまう性格なので。もうここは思い切ってぶつかってみよう、と。そんな経緯があっての受検でした。
 
結果としての級の取得も嬉しかったですし、一番の収穫はやはりレッスン中の様々な指摘でした。まさに自分の滑りに足りていなかったものをご指摘いただき、自分の中で構築していた考え方も、根本的に見直すきっかけになりました。

ひとつ悔やむことがあるとすれば、レッスンを受けたのが2月も後半に差しかかる頃だったこと。せっかく新しいテーマに出会えたのに、時間が足りなかった。。。来季は1月中に受けて、その後しっかり時間とって内容を身につけたいところです。
 
■様々な雪への対応
今シーズンはたぶん多くの方が感じたことだと思いますが、やっぱり春が早かった。。。。


エリア的に北の方を選んで滑っていましたが、それでも雨に当たってしまうことも。本来ならまだシーズン半ばであるはずの時期であっても、なかなかベストコンディションに当たらず、正直もどかしい気持ちもありました。
 
どうしても柔らかい雪って角付けだったりポジションだったりをうまくコントロールして乗らないと、すぐ埋まります。笑
なので、逆にかなり練習になったのは事実です。意外と、「この位置に乗ればいいんだな」というのがわかってくると、シャバ雪でのカービングもおもしろい。

シャバシャバなのか、もはやバシャバシャなのか?!なかば泳いでいるような気持ちで滑っていました。笑
 
そんな中、たまに降雪があったりして「あたり」の日もあったりするのですが、難しい雪を経験している以上、もうめちゃくちゃに滑りやすい。もはや気持ちいいほどです。



いろいろな雪に出会えたことで自分のストライクゾーンも広がったな、と思うのですが
これは量的な経験と、バッジテストの経験から滑りの意識の転換と、いわば量と質の両面からアプローチできたんじゃないかな、と。
 
何度も何度も滑ってポジションを確かめつつ、「足場」という観点から3D的に頭の中で捉えてみたり。とくに春シーズンは朝イチがりがりからの時間を追うごとに、まさに刻々と雪面状況が変わってくるので、「考えながら滑る」ことが自然にできたと思います。
 
■ニセコは偉大
今シーズンのターニングポイントとして絶対に忘れられないのは、やっぱりニセコ。
やっぱり「ここじゃないとできないこと」ってあると思います。ほんとに、滞在中は思いっきりスノーボードに振り切って楽しめたな、と。



あんまり関係ないですが、ナイターでは登山道具にあるヘッドライトを着けて滑っている方が結構いました。雪面も見やすいでしょうし、安全面でも持っていると安心ですよね。もしまた行ける機会があれば検討したいです。 
 


↑この記事に思いの丈を綴っているので、ここではできるだけ割愛しますが、とにかく楽しかったし、積極的に地形に入っていったことで、自分の中でライン取りの意識が強くなったな、と。ホームゲレンデに帰ってきて、自分が一回り成長しているなと感じました。

■insta360
昨シーズンから気になっていたのですが、今期は滑る時間を多く確保できること、一方でほぼ単独だということで、ほとんど毎回insta360で自撮りをしていました。
 

いろいろな使い道があると思うので、また時間を見つけて記事にしようと思っていますが、やっぱり自分の滑りを自分で見られるのは大きいと思います。
 
動画を客観的に見て課題を抽出するのもありますが、何かしらテーマを決めて(こんな練習を取り入れてみる、とか、滑る中でこれを意識する、など)それが滑りの中でできているのか?効果があるのか?分析できたことが大きかったです。あとはシーズン初めと終盤を見比べて、うまくなったなーと自己満足に浸ったり。

もちろん、いつまでも解消できない課題があったりすると、映像を見るたびに悩み続けることになりますが。。。笑

ウキウキしながら撮って、ドキドキしながらPCに繋いで、憂いたり憂いたり、時に良いカットが撮れたりするとめちゃくちゃ嬉しかったり。文字通り「一喜一憂」しながら動画に向き合っていました。

■来季の目標!
うーん。今期終わったばかりであんまりまだ来期のイメージが湧かないのですが。。。今シーズン思ったことも踏まえて考えてみました。


①滑りの幅を広げる
ふとした時に気づいたんですが、ミドルターンってそんなに得意では無いな、と。筆者はロングターンが好きで、1日中ひたすらターンして疲れたら帰る、みたいな流れをずっと繰り返してきたのですが、

春先に融雪が進み、コース幅が狭くなったとき、「あれ、何故か滑れないぞ」と。

そこで自分の中で「ミドルターン」ってあまり考えてこなかったな、と。あと、バッジテストの際にも、ショートターンがだめだめでした。

また、カービング以外にも視野を広げていきたいな、とも思います。
というのも、割と混んでるスキー場に行ったとき、雪も柔らかめでバーンぼっこぼこに荒れて、カービングもなかなか厳しい。(人も多いし。)
当然、パウダーも無し。

と、パウダーも無く、カービングも封じられると「何もできない。。。楽しくない。」みたいな、悲しい状況になることが数回ありました。こんなときでも何か楽しめればいいな、と。「こんな雪ならこれしよう!」みたいな選択肢を自分の中で増やしたいです。

関連しますが、今までほとんど前振りのアングルで滑っていて、ほとんどダックスタンスにしたことがなかったので、カービングが難しい状況のときなんかは思い切って12,-6とかで滑ってみたいです。なんだか新しい世界が広がりそう。。

( '꒳' ) . 。o O (ちょっと楽しみになってきた)


②早い時期にレッスン受ける
まあこれは先ほど書いたことと重複してしまいますが。。
レッスンでいただいたご指摘や練習法など。その後滑り込むことで自分の中に落とし込んでいきたいので、やっぱり時間が必要です。終盤になると時間が足りなくなって、今期は若干、タイムオーバー感も無くはなかった。。

具体的に克服したいのは、前項のショートターンと、あとはやっぱり苦手意識のあるヒールトゥの切り返し。斜度が上がったり、コース幅が狭いと急にできなくなってしまいます。目線とかそもそもの滑り方とか、いろいろ教えてもらいたいことがたくさんあります。(ちょっと自分では頭打ちになっている気がする。)


③八甲田に行きたい。
これは今年出来なかったことです。。。(´・ω・`)
どうしても「行ってみたい」と「でもなんか怖そう」の狭間で揺れ動き、結局行けずじまいになってしまっていました。

なかなかハイシーズンに行くのも自分の中ではハードルが高いことがわかったので
来季はとりあえず、天候も安定している春先に行ってみようかな、と考えています。

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ほんと、今シーズンは最高に楽しかったし充実していました。個人的に「やりきった感」があります。

初めてのスキー場も多く行くことができ、未知のエリアでの雪との出会い。仲良くしてくれたホームのイントラさんやリフト係さん。雪が少なくなっても懸命に営業努力をしてくださった方々。今季からの相棒となったKORUA。そして。。。もはや神々しい山。。。!みんなに感謝です。ありがとう(・ω・)

ほんと、神々しい姿です。惚れ込みすぎて、夏になったら絶対登りに来ようと誓いました。