こんにちは。日本列島にも寒波が来て、大雪が続いていますね。現地で生活されている方々は大変そうですが。。でも、スキー場の中継を見ると、いいな。。なんて思ったりしながら、TV見ています。
さて、しばらくスポーツができない筆者ですが、今回は、トレッキングポールについて、購入時に店員さんに教えていただいたことをまとめておこうと思います。購入したモデル、LEKIクレシダについて触れつつも、トレッキングポール入門編として、(特に初めて購入を検討される方に)お役に立てればと思います。
■好日山荘での出会い
杖を買おう、とは思ったものの、まだそんなに本格的な登山をしたことがありませんでした。杖に求める機能も「下山する時の支えがほしい」というだけで、とりあえずなんでもいいや、とショップに繰り出しました。(支えという意味で「杖」としか思っていなかったです。)
筆者としてはめずらしく(?)あまり下調べもせずに購入に踏み切ったというわけです。
向かった先は、「好日山荘」。ふだんザックなどは違うお店で購入するのですが、今回はなぜか好日山荘に。でもそれで半ば運命的に、クレシダと出会うことが出来ました。
好日山荘の店頭に並ぶトレッキングポールのなかでも、一番値段が高かったのがクレシダです。考えていた予算の倍もしますから、自分ひとりだったらまず購入しなかったでしょう。でも、店員さんがものすごく熱心に特長を教えてくださり、機能もよくわかりましたので、購入に至りました。
というわけで早速ご紹介していきます。
■まずトレッキングポールは大きく2種類
クレシダ云々の前に、大前提としてトレッキングポールは2種類あります。
・名前のとおり、T字型のグリップが搭載されている
・1本だけで使用する
・登山といよりもハイキング向き(平坦なコース)
②ダブルタイプ
・グリップはI字型
・左右2本で使用する
・登山、ロングトレイルに向いている
筆者は最初、ステッキタイプのものが1本使いということを知らず、「下りで支えてほしいから、T字型のほうがいいかなー」なんて安易な考えでしたが、この説明を聞いてすぐさま撤回。知っている人に教えてもらうって大事。
⇒クレシダに限ったことではありませんが、ダブルタイプの場合、下りは上から握ることで、支えになります。クレシダにグリップはこんな感じの形で、手にすっぽり収まります。
クレシダはレディースモデルなので、グリップも短く、より細めに設計されているとのこと。たしかに、わたしは手が小さめなのですが、握りやすいです!
■使用されている素材
素材によって特性が異なるようで、大きく分けて以下の三種類のようです。
①アルミ
→衝撃があっても折れずに曲がるので、安全。また、曲がった部分は修復も可能。
②カーボン
→硬く強度は高いが、一点への衝撃に弱いため、折れることがある。
③ハイブリッド
→①、②のいいとこ取りですが、選択肢としては少ないようです。
たしか、店員さんのご友人が、ポールが折れたことで骨折したとか言っていたように記憶しています。どうしても折れることを考えると、アルミのほうがおすすめだと。
⇒もちろん、クレシダもアルミです。笑
■ポールの収納方法、長さ調節
こちらも、以下の二種類あります。この違いで、快適さが変わってくるので、重視したいポイントです。
①折りたたみ式
・ばらばらのポールをワイヤーで連結させていて、くるくるとはめていくタイプ。
・ものによっては長さ調節できないものもあるので、要注意
・たたんだ時にはコンパクト
②伸縮式(テレスコーピング式というらしい)
・主流なタイプで、ポールを分割させずに伸縮して収納するタイプ。
・安価でかつ強度が強い。
・長さ調節が手軽。
店員さんとしては、登山中ではできるだけ手間が省ける方が良いということで、折りたたみ式ではなく、②伸縮式がおすすめとのことでした。わたしとしても、ポールはザックに外付けする想定でしたし、さっと手軽に長さを調節できるほうがいいです。そこでLEKIのスピードロックシステムを紹介されました。
※ポールをザックの中に完全にしまいたい場合は、①折りたたみ式が良いです。
〇スピードロック2システム
わたしが一番いいな、と思ったのはこのロックシステムです。レバーを上げ下げするだけで、簡単に長さを調節できます。
なお、このレバーは締め付け具合を調整できるのですが、ゆるくしてしまうとポールを使っている時にどんどん縮んでしまいます。また、きつすぎるとレバーが割れてしまうので要注意です。
LEKI社ではロックシステムの開発に力を入れていて、一番新しいのがこのスピードロックシステム2だそうで。
従来のものより軽量化が進み、ポールを振った時、スイングへの影響が少ないということでした。
■アンチショックシステム
ポールを突いた時の衝撃を吸収するもので、これがあると、体に伝わる衝撃が軽減され、疲労軽減になるそうです。
クレシダの場合「ダイナミック・サスペンションシステム」といって、これを下方に配置していることで、手首から遠く、衝撃を直接吸収してくれるため、非常にいいそうです。LEKI社のHPによると、最大時の衝撃を40%も軽減するとのこと。
また、従来モデルではバネのような沈み込みがありましたが、クレシダはそれがないこともおすすめとのことでした。
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そんなこんなで、好日山荘の店員さんおすすめのLEKIクレシダ、買いました(`・ω・´)
夏の猛暑やら天気が悪かったりでなかなか使えなかったのですが、ようやく先日の塔ノ岳で使えました。。!結果として、トレッキングポールのありがたみがよくわかる山行となりましたので、こちらの記事もご覧ください
⇒塔ノ岳