東京からバスで向かう。
岩手の海岸線に出ると、前回よりも片付いているが、
目に入るのは、集められた瓦礫の山。
この山はどうなるのだろう・・・・・まだまだかと思う。
また大震災後100日という節目の日で、
各地で合同慰霊祭が行われ喪服の方々を見かける。
訪れた避難所は内部にドーム型テントが張られ、
それなりにプライベートはある・・・・・
けれど生活するとなるとストレスも大きいはず。
炊き出しメニューは
焼き鳥、肉と野菜炒め、リゾット、マカロニサラダ、きんぴら蓮根など。


正直、物資も届いているだろう避難所に炊き出しはどうなのかと思っていた。
けれど、時間が近くなると待ちきれず覗きに来る方もいた。
「キムチがあるんだぁ」と嬉しそうに取っていかれる方もいた。
片づけなどの作業も忙しいだろうし、
食事に構っていられないのかもしれない。
食料物資が届くけれど、以前のような食生活ではないし、
ましてや外食を楽しむこともできない。
まだまた炊き出しも必要とされていると実感する。
用意した食事が無くなり、後片付けをし帰ることを告げると、
手の空いている人は避難所から出てきて、見送ってくれた。
バスの中から手を振りながら、胸がきゅんとした。
・・・・・・・・
参加した炊き出しチームは、今回で3回目の被災地訪問だとのこと。
東京で勉強会やパーティなどを開いていた仲間が集まり、
その知り合いなどが加わり(私もその一人)チームとして炊き出しを行っている。
被災地には、このようなチームが数多く入っている。
それぞれにリーダーのような人がいて企画し、
それに賛同する人が集まり、チームができていて活動をしている。
机上の空論ではなく、実際に動いているチーム。
そういうチームが、相互につながり良い方向になればと思う。
以前参加した活動の事を知っている人も今回のチームにいた。
ここで、こういうことをやっているんだ・・・・
こっちの、この手法を提供したら良いかな・・・
そして、あのアイディアを頂こう・・・・・・・
などと、チーム同志の重なりのような繋がりのようなものがあれば、
もっともっと大きな力になるのではと思った。