スーちゃん訃報から思ったこと、いろいろ | 中村由紀オフィシャルブログ Powered by Ameba

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私は、小学校低学年の頃、母にチケットを取ってもらい
コンサートに行ったくらいキャンディーズファンだった。

スーちゃんが乳がんで亡くなったニュースにはビックリした。
そして20年闘病されていたということが報道され、
さらに考えさせられる。

結婚された翌年に、発覚したとのこと。
それ以降、女優として仕事もされながら闘病されていた。

強い人だったんだ・・・と思う一方で、
その苦しみや辛さを共有できた人がいたんだろうなとも思った。
多分、ご主人や身近な人たちなんだろう。

勿論、病気に向き合うのは本人だから、
スーちゃんご自身も信念と強さをもった人だったはず。

・・・・・・・

私は死を意識する病気を抱えているわけではないけれど、
悩んでいることがあったり、辛い事、気持ちが塞いでいる時など、
その時に、気持ちをブログに書くことが多い。

まとまらず、ただ書いていることが多いが、
それが私の等身大だと思っている。

以前、パーソナリティという私の立場ならば、
人を勇気づけるたり、前向きな言葉を
書くべきなのではと忠告されたことがあった。

長年、表面上の綺麗ごとばかりでいて、
やっと、その壁を崩した時だけに、その言葉には反発した。

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スーちゃんが仕事をこなしていたのは
仕事への責任感と誇りだということだった。
乳がんと闘う姿を出さなかったのも、
彼女の責任感と誇りの表れだと思う。

公の場に出ている人で、
癌を公表する人、しない人、それは人それぞれ。
公表するのも責任感の表れだたりする。

そして、
悩みや苦しみを表現するのも、人それぞれ。

これからも私は、このスタンスのままのような気がするが、
今はバランスなんだなぁとも感じている。

何もかも曝け出すのは違うと思う。
ただ、前向きにポジティブにばっかりではなく、
ネガティブや解決できない事をも、
もっていることを自分自身で認めたいと思っている。
その姿がここに出されているんだとも。

そして、それは放送やその他の場で
むやみやたらに出されるものではないと思う。
一方で、チラリと言葉に表れることもあるし
むやみやたらに隠そうとするものでもない。

・・・・・・・

私は先日、乳がん検診を受けたばかり。

大阪に帰っている間に、
学生時代の友人が勤めている病院で受けた。

結果は心配ないということで、
触診も省略・・・・男友人だけにドキドキしていたのでホッとした。

今まで、乳がん検診はまじめに受けていなかったのだが、
一年に一度は、帰省した際に受けたいと思った。

何かあったと時、医者である友人に相談できるのは有り難いと思った。

今回は乳がんは大丈夫だったが、
子宮筋腫がかなり大きくなっていることが判明した。

別の科で聞いた話だったのだけれど
さっそく友人に話を聞いてもらった。
解決策が直ぐに見つかるわけではないが、
話を聞いてもらい、共有すること、
どれだけ安心感になり、それが前に進む力になるかと感じた。

・・・・・・

そういう意味では、
こうやってブログに何だかんだ書いていることも、
私の促進力になっているはずだ。