インタビューって | 中村由紀オフィシャルブログ Powered by Ameba

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ラジオパーソナリティ中村由紀が「伝わる声」「会話」「話す」「聞く」「言葉」について語ります!ラジオパーソナリティ中村由紀オフィシャルブログ Powered by Ameba 

有り難いことに、この仕事を初めてずっと、
基本的にはコンスタントに仕事をさせて頂いている。

仕事の内容は様々。
リポーター、パーソナリティ、司会、
ナレーション、キャスター、役者・・・・・などなど。

どれも色々な人と出会いがあってのお仕事ですが、
その中でも、ずっとインタビューには関わってきています。

大阪にいるころは、ほぼ毎日。
現在でも週3、4日は、どなたかにお話を伺っています。

どれだけの人数なんだろう・・・・・
そして、どれだけ失敗があって、
どれだけ緊張して、、
どれだけ「この言葉が聞けて良かった」と思ったか。

どの仕事も奥が深いのですが、
インタビューは、私の中では思い入れのある仕事でもあります。

以前、あるゲストに
「マイクのスイッチが入った途端、中村さんの世界になりますね。」
と言われたことがあります。

確かに、カフ(マイクのスイッチ)をあげた瞬間、
自分のスイッチが切り替わるのが分ります。
ある意味、私の世界へのスイッチ・・・・なんでしょうね。

私としては、
どうしたらゲストが話しやすい空気になるか、
その為に、どう盛り上げたら良いかなどを考えています。

そういう意味で、
自分の部屋に来て頂いている雰囲気と言いましょうか、
「私のスタジオへようこそ!」みたいな気分でカフをあげています。

一方で、
相手の懐に入るというか、
相手の息遣いに合わせるというようなところもあります。

インタビュアーとして、
私の個性を出すよりも、相手の色に近づいていく方だと思います。

それが良いか悪いかは別として・・・・・

日によっては、数時間で数人のゲストの方が
入れ代わり立ち代わりという時もあります。

デビューして間もない新人歌手の後に、
ビックネームの大物歌手にインタビューし、
それから、何度か会っている歌手の方に、ということも。

「その都度、相手に合った雰囲気や
言葉遣いをしたインタビューだった」と
ディレクターに言ってもらったこともあります。

自分で意図的にではなかったのですが、
自然に、そういうスタイルのインタビュアーになっているんでしょうね。

「インタビュアーも、もっと自分を出して」と言う人もいます。
その辺りの匙加減は難しいですね~。

以前は、大物の方を前にすると緊張ばかりしていました。

紅白に出場経験多数だったり、
武道館やドームなどでコンサートをされていたり、
過去にはTVで観ていた人だったり、
スタッフや取り巻きが大勢だったり・・・・・

緊張してパニックってしまい、インタビューも支離滅裂なんてことも。

相手の方には失礼なのですが、
「同じ人間なんだから。私と変わらない。」
と思うようにしたりなんてこともありました。

でも、インタビューしながら思うのは、
やはり相手を知りたいという気持ちが大事なんだなということ。
大物歌手も、新人歌手も、その人がどういう人なんだろうと。

明日も、イベントの仕事があるのですが、
その中で短いインタビューがあります。

スタッフの方がインタビュー内容も考えて下さっていますが、
それでも相手がどういう方が調べたり、思いをはせたり・・・・
やっぱり知りたいと思っているんですね。
そういうところからインタビューって始まっているんだと思います。

明日も楽しく、そして良い緊張感をもっていきたいです。