沢田聖子さん

心機一転、一人で活動を開始。
今までと違い、
ライブハウス選びからチケットの売り方まで
全て自分で判断し行なっているそう。
スタッフが今までやってくれていたことを、
歌手本人がしている・・・・
大変だと思う。
スタッフがスタッフの仕事としてすることと、
歌手がスタッフの仕事をすることでは違う。
でも、沢田さんは楽しそうだ。
一つ一つの事を大切に新鮮に感じている様子。
・・・・・・・
私は逆のパターンだ。
大阪でFMの仕事をしていた頃。
スタジオには、
6ミリテープの再生機、
CD、レコードの機器、
オープニングテーマのタイマー、
交通情報センターや気象協会へ直通のラインなどが並んでいた。
スタジオの中に・・・・そう中に。
という事は、その操作を喋り手の私がするということで・・・・
技術スタッフがする事も私が喋りながらしていた。
最初は、大変だった。
喋りも儘ならないのに、
リクエストの選曲、機械の操作、
ゲストのブッキング、打合せ、取材、編集、
もちろんタイムキープなどなど。
全て一人でしていた。
あっ、でも一人ラジオ局じゃないですよっ
NHK-FMの番組です。
ちと、不満を漏らしたことがあった。
でも、、
ラジオを聴いている人にとっては、
スタッフが潤沢にいる番組も、
一人で放送している番組も、関係ない。
聞いてくれるリスナーは、いっぱいいる。
それを実感できたから続けていた。
そして、
そういう経験を最初にしていて良かったと思う。
番組の作り方みたいなものを知る事ができた。
何よりも、私が作る番組を放送しファンもいてくれた。
現在は、
スタッフもいてくれて、
私は打合せをしスタジオで喋る。
機材も進歩していて、私は操作できない。
でも、やっぱり、あの経験があって今があると思う。