雨の中、お墓参り。
東京に住むようになってから、
全く行っていなかったので10年ぶりだった。
私が中学に入学する頃までは、
毎年、親戚一同が集まりお墓参りをしていた。
総勢40名程、
おじ達、おば達、いとこ達・・・・
小さい頃の思い出の一つ。
お墓参りというより、みんなに会える嬉しさ楽しさがあった。
今回は、父と二人でのお墓参り。
二人だからか、
雨だからか、
10年ぶりだからか
・・・・・・神妙な心持だった。
父の両親、その両親、そして、その両親・・・・代々の先祖の墓。
私は、もともと、お墓信仰があまりない。
私が死んだら、好きな木の根元や、海に、
遺灰をまいてもらえばよい、と思っている。
でも、今回は
受け継がれてきたもの、
歴史のようなもの、
守られてきたもの・・・・・それを感じた。
・・・・・・・・・
昨晩は、父とジックリと話した。
聞きたかった事、
伝えたかった事、
言って欲しかった事・・・・全て。
父の前で本当に本心からの気持ちを話し、
涙を流したのは初めてかもしれない。
私が小さい頃に感じていた事、
大人になっても拭えなかった気持ち。
父は、それを受け止めてくれた、精一杯・・・
そして、
父は自分の幼少の頃の思い出も話してくれた。
父の両親の話・・・・・・私にとっては祖父母の話など。
・・・・・・・・
だから感じたのかもしれない。
父との絆、
代々ず~っと繋がっている絆、
それを
お墓参りで感じたのかもしれない。
そして、
だから、私がいる、とも。
そこには、意味がある、とも。
だからこそ、頑張るぞ、とも。