お家大好きで引きこもりがちな私が先月でかけたのは、

横浜で開催された池田理代子さんのデビュー50周年記念展。

原画や宝塚の舞台衣装など、池田先生のお仕事の展示は壮観でした♪

 

それでも私の心を大きく動かしたのは作品そのものではなく、

池田理代子さんの人生を語ったインタビュー録画です。

 

こんなところが私らしさなんだなーと改めて思います。

その人の人生そのものの方が作品より輝いてみえるところが。

 

そして、その大好きな場所にこそ、

心の底から知りたいものがあるのだと思います。

 

《やりたいものと求められるもの》、この両者の神秘的な関係性。

私が想いを寄せるこの問題の答えの断片が、このインタビューの中にありました。

 

 

ずっと考えていることですが、

自我がやりたいことより、求められることを淡々と受けていった方が、

より自分らしい生き方に近づけると思っています。

 

だから、求められることを先にやろう。

そうすればやりたいこともできるようになるから。

そういい続けています。

 

それでは求められることって何だろうと考えたときの一つの答えが、

生き延びるためにやったことです。

※生き延びるためにやったことは何ですか?

 

私が作品よりも、池田先生の人生そのものに惹きつけられたのは、

何をやってもうまくいかない人生を何とか立て直すために、

自然に、空気のように、人生や神秘に向き合ってきたからなんです。

 

好きでも何でもない。

少しでも満足のいく生き方にしたくて、

そう、”生き延びるために”人生を観察するようになり、

そうこうしているうちに、自然に、その人生観を表現するようになったのです。

周囲に求められるままに・・・。

 

私の最大の関心ごとは、

ベルばらという歴史に残る作品を世に送り出した池田先生にとって、

マンガは好きなことだったのか、やりたいことだったのか、という一点です。

 

インタビューは想像もしない池田先生の来歴を語り出しました。

大学進学を希望したのに、女に学問は必要ないという父親の反対にあったこと。

 

親の反対を押し切っての進学だったために、

学費や生活費を自分で稼がなくてはならなかったこと。

たくさんのアルバイトを経験し、自宅でできることを好んだ資質からマンガが自然に残ったこと。その日の生活のためにマンガを描き続けたこと・・・。

 

池田理代子さんにとってマンガは、ただ好き、やりたい、ではなく、

その時代を生き延びるための手段だったのです。

 

ただ、池田先生の場合、ここからの人生が面白いのですが、

40代後半になり人生のやり残しを考えたときに、

マンガではなく、本当にやりたかったことをやろうと決意します。

 

池田理代子さんが本当にやりたかったこと。

それは音楽でした。

心から憧れ、大好きでやりたかったことは、マンガではなく音楽だったのです。

 

それを叶えるため、輝かしいマンガ家としての仕事を捨て、

2年に及ぶ受験勉強の果てに東京音楽大学へ合格、

親子ほどの年の差のある同級生と一緒に声楽家への道のりを歩み始めます。

 

さて、その後、どうなったか。

 

 

今年70歳を迎える池田理代子さんは再び、マンガを描かれています(笑)

記念展で購入したオフィシャルブックの対談には、こんな記述が。

 

池田:「音楽は才能ないな。やっぱりこっち(マンガ)が天職だ」って。

-手ごたえが違う?

池田:手ごたえっていうかね、喜びが違う。

(マンガを描くときに)私は開明墨汁を使っているんだけれど、

墨汁のふたを開けた時に漂ってくるあの匂い。

それがもう、喜びなんだよね。

-池田理代子オフィシャルブック-

 

生き延びるためにやったものだからこそ、

生きる力が与えられる。

 

生きる喜び、生きる勇気が与えられる。

ただ好きだから、やりたいからでは生まれないものが、そこにはある。

 

生き延びるという本能を源泉にした活動にこそ、

やりたいことを越えた使命につながる何かがある。

 

人間を含めた命あるものは全て、

生き延びることを究極の目的として進化をしてきた。

生き延びるためにやったことはそのまま宇宙の意志なのだ。

 

 

それでも、池田先生にとって、音楽は無意味ではありません。

デビュー作は、バイオリンの才能がある主人公による音楽シーンからはじまります。

その後も、音楽家を目指す青年が主人公になったり、

有名な「オルフェウスの窓」もドイツの音楽学校に通う3人の激動の人生を描いたものです。

 

ここからは私のファンタジーなのですが、

やりたいことって、ずっと昔にやっていたことなのかもしれない。

ずっとずっと昔、今の人生よりずっと昔に・・・。

だからそれをやると、懐かしくてうれしくて、とても生き生きできる。

 

でも今生のミッションは別にある。

それが生き延びるためにやったことであり、人から求められること・・・。

 

ふんわり風船ハートやりたいことと求められること、あなたの軸足はどちらにありますか?

 

 

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まじかるクラウンご感想をありがとうございます♪

 

■「宇宙はおしゃべり」を読ませて頂きました。

以前から自分の4つのうちの2つの数字は知っていたのですが、他の2つは知らないまま、

これまで長年生きてきた私です。

それだけでもすごく衝撃を受けたのですが、後に続く内容に濃厚誠実さを感じました。

 
■本から悠城さんの物語が伝わってきて言葉1つ1つにとても信頼感を感じました。
昨年セッションを受けた時には、絵を描き始めることについて背中を押していただいた気がして感動し、数字の3にしか目がいっていなかったのですが、本を読んでハート数から始まる4つの数字が流れ出すことにパワーがあると知り、改めて他の数字も見るようになりました。
数秘術って、これらの数字を使って自分なりに自分の人生にもファンタジーを与えるというか、物語化することなのかなぁと思って、4つの数字がぐるぐる流れる自分のストーリーをあれこれ想像し、とてもわくわくしました。
 

■『宇宙はおしゃべり』の出版おめでとうございます!
早速、読ませていただきました。

ページ数を表す水色の数字やカバーを外した時に見える太陽が個人的にはツボで好きです❗

先生のセッションや講座を受けているようでした。
数字の意味、数字に課せられたレッスンのところは
先生のメッセージというか、エネルギーのようなものが特に伝わってきて涙が出てきました。

 

■私自身も30年近く前に初めて数秘に出会って当時から"スゴイ"のは気づいてたけど。

どう活かしていいかイマイチ分からなくて趣味に留めていました。...

その点、レニさんの本はちょっと違う。

知識よりも活かし方に重きを置いてて実用感たっぷり♪

さらに、数秘の本なのに、光が当たってるのは数秘よりも、

読み解き例として登場する人の人生の方なのだ。

各章の締めの言葉選びが本当に秀逸で、まるで良質の小説を読んでるよう。

 

■新刊拝見いたしました。電子書籍も拝見させていただきました。
海外の方がかかれた本や、国内の方の本も読みました。

数秘をつかって現実を動かしていくという、レニさんの思いを感じて、
他のどの本よりも、私にしっくり来ました。
読んでいて感動する数秘の本は初めてでした。

 
つい先日、先生のご著書を拝読し、名前で読む数秘の面白さ・奥深さを知りました!
名前ってすごい…数秘ってすごい~!!とますます学びたくなりました。

 

■ご本を拝見させて頂き、印象と内容が違っていて、深いな、と感動と沢山の発見がありました。ありがとうございました。