本日、末期がんのため自宅で療養している母の元に
在宅診療に来てくださったお医者さんと看護師さん
疑問に思うことを何度も投げかけることとなりました。
現在、母は時々血尿があり、
常備薬のせいか、吐き気を嫌悪感が強まる一方です。
また、常に臀部(がん細胞約7〜8㎝ある部分)に
痛みを感じている状態です。
さて、診断中
まずは血尿における対処として
「止血剤が必要」と言われましたので
その件について、まず質問させていただきました。
「血尿に関する止血剤の有効性について」です。
まず、末期癌での血尿は何が原因なのか?と。
先生からの回答は、
癌の部分にある血管は、他の部分の血管に比べ脆いため
出血しやすくなる、とのことでした。
そのため、血管の抵抗力を高める効果がある
止血剤のお薬で対応とのことでした。
そこで、疑問が湧き、質問をさせていただきました。
癌の部分の血管には有効であっても、体の他の部分にある
血管に必要なものでしょうか?
体全体は繋がっているので全体としてのバランスは
いかがでしょうか?と。
一瞬口をつむいだ先生は、
止血の有効性を目的としたものなので必要な時に、と
回答して下さいました。
下血した際の応急対応としての投薬と
理解していたのですが
実際、薬を取りに行くと、常備薬として
出されていました。
引き続き、止血について
過去は鮮紅色、直近は茶褐色、この違いについて
質問させていただきました。
出血して体外に排出される時間が短いと鮮紅色、
お腹に溜まる時間が長いと茶褐色、とのことでした。
なんとなく、簡易的な説明に違和感を感じてしまいました。
次に、癌がある臀部(お尻)の痛み止めと胃薬に関する
副作用についてです。
お尻の痛みは常にあり、この痛みが一番苦痛とのこと
薬で対応するしかない現状、副作用で吐き気と嫌悪感に
悩まされている母
まずは、この痛みを軽減させるために、
薬の量を増やすことを提案されました。
量を増やせば、吐き気と嫌悪感がより
増すことを確認すると
当然ながら…との回答でした。
増やす薬に対する副作用として、
胃を荒らす可能性も高まり
その対応として胃薬の量も増え、
さらにその副作用を軽減するお薬も
増えることになる、そう確認したところ
おっしゃる通り、とのことでした。
先生に、他に薬がないかと声をかけたところ
張り薬ならば、副作用は少ないですが…と
言われましたので、早速そちらに
切り替えていただくことにしました。
飲み薬と張り薬の違いと使い分けについて
またここで先生に質問させていただきました。
飲み薬を張り薬に変更してもらうことに
なりましたが、副作用の少ない薬があるならば
最初からその張り薬を使うことは難しかったのですか、と私。
「普通は飲み薬から使います」と先生
「普通って、どんな時ですか?」と思わず質問した私でしたが
また先生は口をつむぎ、回答に戸惑っていました。
付き添いの看護師さんは、度重なる私の質問に
先生の顔色をうかがっていたものの、
この時点で、その看護師さんの動揺している様子が
気になり始めました。
母は、薬を飲む際に一つずつ効果を確認して
体に取り込んでいます。
ただがお薬、されどお薬なのだと思います。
当然です、命を繋ぐ一つの手段ですので
母の気持ちが痛いほどわかります。
そんな母に、いい加減な説明ができるわけがなく
疑問が湧くたび、先生に確認したまででしたが…
私の思いとは裏腹に
先生の口調は心もち早口となり、説明する内容が
雑になっていくのを感じたため、
母を診ていただいている先生との関係性に
プラスにはならないだろうと思い、
これ以上の質問は止めました。
命が途絶えそうな母を、どうにかして
一日でも長く生きたい、と願う私ですが
母の思いに誠実に向き合いたいと思っていたことから
疑問に思うことを減らすため、先生に質問をしてしまいました。
今日の訪問診療で、違和感を払拭できずにいた私は
あらためてネットで他機関の医療情報を収集
結果として、
母にも姉にも私なりに納得した説明ができたように
思います。
薬で対応するしかない状況に妥協しながらも
治すものではなく、対処として症状を一過性として
回避するものとして実感する私でした。
また、先生に対して、扱いにくい患者宅の訪問と
思われたと察しますが、私を産んでくれた母のことに
真剣に向き合う娘の気持ちが少しでも
理解していただけたら幸いです。
最後に…
今回のような場合、
もし、皆様でしたらどうされるのか
アドバイスをいただけると心強いです。
どうぞ、ご無理のない範囲で
よろしくお願いします。
いつも、思いのまま綴っています私のブログに
時間を割き、ご覧くださいます皆様に
「ありがとうございます。」を届けさせて下さい。