1.文化芸術事業について(令和6年11月定例議会本会議一般質問)
芸術文化分野の手話通訳研修事業について
Q1:本年4月から「文京区手話言語条例」及び「文京区障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通の促進に関する条例」が施行されている。
そのような中、今年度、東京都と公益財団法人アーツカウンシル東京が、来年の世界陸上・デフリンピックに向け「芸術文化分野の手話通訳研修プログラム」を開講し、鑑賞サポートや芸術文化にかかわるさまざまな手話通訳の場面を想定した実践的なトレーニングを行っている。
修了後には、都立文化施設でのガイドツアーやワークショップ、演劇鑑賞など、手話を使った鑑賞体験をサポートできる人材として活躍していただくとのこと。ぜひ、この芸術文化分野の手話通訳研修事業の継続と拡大を都に要望し、都とともに文京区でも活躍できる人材を育成していただきたいが、いかがか。
A2:議員ご指摘の都の事業については、芸術文化分野における手話通訳者の裾野を広げることを目的に、今後も実施していく予定と聞いている。
区としても、引き続き関係機関を通じて都と連携しながら、だれもが文化芸術を身近に鑑賞できる機会の充実に努めていく。
B u n k y o ブンキョウ B r u t ブリュットの効果等と区内民間事業者による取り組みの事例紹介について
Q2:令和4年度より、区内障害者施設において創作された作品をBunkyo Brutと名付けて鑑賞の機会を提供してきた。今年度は区内薬局等での展示や区設掲示板へのポスター掲示などが行われ、来年度は「障害者文化芸術活動推進事業」として、講師派遣等の活動支援が行われる予定。
区の取り組みと並行して、区内の民間事業者でも障害者アート、アールブリュットを応援しよう、活用しようという取り組みが広がっている。
そこで、これまでのBunkyo Brutの効果と、次年度の新規事業のねらいや目標設定等を詳しく聞きたい。
また、区内事業者の取り組みを集め、区民に紹介することで、活用が広がるよう支援を進めていただきたいが、いかがか。
A2:社会福祉協議会のBチャレ事業として実施したB u n k y o B r u t では、多くの方に障害者による芸術作品を鑑賞する機会を提供することで、制作者の創作意欲が向上する等の効果があったと聞いている。
来年度は区の主催事業として、展示に加えてギャラリートークや作品制作の支援等を行い、区民の障害者に対する理解を深めるとともに、障害者による文化芸術活動の更なる活性化を目指して事業を実施していく。
また、障害者芸術支援に関する取り組みの一つとして、区内民間事業者の事例紹介についても検討していく。