教育用タブレットのさらなる活用について | 上田ゆきこのブログ

教育用タブレットのさらなる活用について

教育用タブレット一人一台は、視察に行った区内モデル校で、校長先生が「ぜひ!」とおっしゃっていたので、実現には時間がかかるかもしれないと思いつつ、提案をしていました。


もともとは、感染症があっても学習機会を確保できるように、という理由で提案していたわけではありません。


発表活動を重視した授業、個性豊かな子ども一人一人に合わせた個別最適な教育、デジタル教科書を見据えてランドセルの重さの軽減などにつながればと思っていました。


感染症が流行し、一斉休校があり、国の予算がついて、一人一台の配備が予想外に早く実現しました。


もちろんモデル校の検証結果は重要な資料だった思いますが、私が早めに一人一台と思い切って言っていたこと、研究していたことも、どのような仕様の端末をいくらくらいで調達するのかという検討を早め、迅速な配備につながったのではと思っています。


今後は、タブレットを活用した授業のさらなる改善、英語以外のデジタル教科書の導入の研究、端末の更新に向けてLTEモデルなどさらに使いやすいタブレットの調達などを進めます。


他にも、2018年度(コロナ前)から要望を続けていた保健師の増員は、2020年度当初に3名の保健師の増員が決定していました。


ちょうどコロナ初期の感染症対応にご活躍いただけたことは本当に良かったです。


ちなみに、もともとは感染症対策のためだけではなく、出生数増によるネウボラの需要増、高齢者数増による福祉コーディネート能力の拡充、保育所の医療的ケア児やアレルギー児対応、地域防災等に医療の専門職の知見が必要なため、要望をしていたものです。


コロナが流行することは全く予想できませんでしたが、2009-2010年の新型インフルエンザ流行や2011年の東日本大震災等を文京区議会議員として経験していましたので、公衆衛生の重要性は強く認識していました。


ちょうど2019年11月定例議会(コロナ流行直前)には「抗インフルエンザ薬ゾフルーザの慎重な処方を求める意見書(案)」を提出しました。



コロナのような新種のウイルスを想定したわけではありませんでしたが、耐性ウイルスなどによるパンデミック対策の必要性を訴えました。


また、実践的な公衆衛生を区民の方と学ぶため、2014年には2回にわたり、感染症に注目した区政セミナーを行っています。


医療政策の最前線で活躍する講師を迎え、「第6回 後悔しない予防接種・社会を守るワクチン」「第7回 新型インフルエンザ発生!どうする?どうなる?」を通じて、封じ込めやワクチン政策の重要

性を理解したことは政策提案にもつながっています。


これからも、議会活動を通じて学んだ知見を活かし、平常時も非常時にしっかり備えられる先手の政策提案で文京区政に貢献していきたいと思います。