スマートフォン用のシニア向けウォーキングアプリ「うごくま」実証実験について | 上田ゆきこのブログ

スマートフォン用のシニア向けウォーキングアプリ「うごくま」実証実験について

2月定例議会で議会で質問したウォーキングアプリについて、本日、動きがありました。

 

文京区は高齢者等におけるDX推進を図るため、ソフトバンク株式会社が開発したスマートフォン用のシニア向けウォーキングアプリ「うごくま」による実証実験を行うことになりました。

高齢者の日々のウォーキングを習慣化し、フレイル予防と健康寿命の延伸につなげるとともに、スマートフォンが身近なツールとなるよう、その利用促進を図られます。

(報道発表より)

 


ちなみに、2月定例議会の問答はこちらです。

インセンティブを活用した健康づくりについて

 

Q.会派としてインセンティブによる歩く習慣づくりを提案してきており、区でもウォーキング教室などを行っているが、さらに多くの方に参加していただくために、埼玉県が行っているコバトン健康マイレージのようなウォーキングポイントで景品が当たるという事業が参考になると考える。お考えを伺う。

 

A.既に民間事業者による各種ポイントサービスが実施されており、区がウォーキングポイント事業を実施することは考えていないが、ウォーキングは、運動習慣を身に付けるきっかけとして重要であることから、引き続き、正しいウォーキングを実践指導する教室を開催し、運動習慣の定着を図る取り組みを推進していく。

なお、高齢者については、フレイル予防の観点から、スマートフォンアプリを活用した、ウォーキングの習慣化につながる取り組みを検討しているところである。

この問答には裏話があります。

 

もともと、インセンティブによる歩く習慣づくりについては、会派の別の議員の肝いり政策で、ずっと会派の予算要望に入っていました。

しかし、当初考えられていた商店街でつかえるポイントとして貯めるアプリの自区開発はちょっと効率が微妙だな…と個人的には思っていました。

インセンティブのあるウォーキングアプリとしては、例えばコカ・コーラのCoke ON ウォークなど、既に一定の利用者がいる民間アプリがあり、例えば、コカ・コーラとのタイアップによるウォーキング支援はどうだろうか、と某課長さんと雑談で話していたりしたのです。

https://c.cocacola.co.jp/app/walk/


ですが、年明けにたまたま埼玉県内の市議さんと久しぶりに会った際に、埼玉県が実施しているコバトン健康マイレージに登録しているので、たくさん歩きたい、けっこうプレゼントがいいという話を聞き、自治体のウォーキング支援もやっぱりありかもと思いなおし、今回の質問に入れることにしました。


ただ、上記のように、答弁はあまりよくなく、残念に思っていたのですが、別の課長さんから、実は埼玉県民で、コバトン健康マイレージに登録していて、先日、1000円分のポイントがもらえたので、個人的にはいい政策だと思う。と言っていただき、それなら、もうちょっといい答弁でもいいのになあと思っていたところです。

 

予算委員会の前に、民間アプリでもと雑談した課長さんから、答弁に入っていた高齢者向けのスマートフォンアプリの方向についてなら、委員会でも話せる範囲で話せるかもしれないと情報提供をいただきました。

アプリ開発するなら、高齢者に特化しなくても…とは思ったのですが、ソフトバンクさんとのタイアップで、より操作しやすく、フレイル予防に狙いを絞った開発をめざしたいとのお話を聞き、先の答弁の意図を理解したのでした。

ウォーキングの習慣化について、会派や職員さんといろいろ考えてきた課程の中で始まる事業ですので、この事業を応援していきたいと思います。