平成19年第三回定例会・教育長答弁
教育に関する御質問にお答えいたします。
まず、学力向上に向けて客観的な情報を分析する必要があるのではないかとのお尋ねですが、学力向上の取り組みにつきしては、客観的なデータを収集し、分析することが必要と考えております。したがいまして、国、都、区がそれぞれ実施する「学力調査」の結果を教育委員会と学校が分析し、課題を明らかにして、学校ごとの「授業改善推進プラン」としてまとめ、学力向上の取り組みに役立てているところでございます。
次に、開かれた学校づくりのために、学校運営連絡協議会の仕組みを工夫していく時期とのお尋ねですが、現在、各学校の学校運営連絡協議会におきまして、学校の教育活動を項目ごとに評価していただき、その結果を次年度の計画に生かすなどの取り組みを行っております。今後も、学校ごとの実態に応じて、学校運営連絡協議会の意見が十分反映されるように、実施方法などに工夫を加え、学校の教育活動の充実に生かしていきたいと考えております。
次に、保護者の評価など、学校現場にさまざまな評価基準を設ける取り組みについてのお尋ねですが、区立学校・幼稚園では、学校評価ガイドラインなどをもとに、学校運営連絡協議会委員や保護者、児童・生徒が行う外部評価を進めております。その内容は、年度のまとめとして総括的に学校の教育活動全般について評価したり
行事や授業についての評価を行ったりと、学校ごとに工夫をして実施しているところでございます。
また、その結果につきましては、次年度の学校運営に生かすよう取り組んでいるところですが、今後も引き続き適正な外部評価の実施を進めてまいりたいと考えております。
次に、将来ビジョン(素案)の見直しについてのお尋ねですが、将来ビジョン策定検討協議会は、区民、保護者、地域代表に学識経験者を交えた、総勢が五十七名に及ぶ会議体となります。このような大規模な会議体を設置いたしましたのは、区民の方々からの御意見を十分にお聞きするためでございます。
また、学校配置計画につきましては、素案の見直しをすることとしたため、凍結いたしました。
最後に、五中・七中の統合校についてのお尋ねですが、新大塚公園のグラウンド部分は、新しい中学校の校庭として利用いたしますが、授業時間以外は今までどおり御利用いただけます。
また、七中跡地グラウンドの安全確保が重要であることは認識しております。
これら両グラウンドの具体的な利用方法につきましては、現在、「新しい学校づくり協議会」で検討しているところでございます。
なお、御指摘の点ですが、教室間における生徒移動につきましては、同規模の他校の例からも支障はないものと考えております。
また、 ドライエリアを設けることにより、地下階の換気や採光にも配慮しております。