抗インフルエンザ薬ゾフルーザの慎重な処方を求める意見書(案) を提出しました
令和元年11月定例議会に「抗インフルエンザ薬ゾフルーザの慎重な処方を求める意見書(案)」を提出しました。
趣旨は以下です。
抗インフルエンザ薬ゾフルーザは、5日間の服用が必要なタミフルなどと違い1回の服用で済み、即効性もあり、昨年3月の発売後、半年間のインフルエ ンザ治療薬の国内シェアは65%に達しました。
しかし、今年に入り、薬が効きにくくなる耐性ウイルスができやすいとの報告が相次ぎました。
厚生労働省のまとめでは服用した人の9.6%に耐性ウイルスが発生したことがわかり、昨年10月から今年3月のシェアは39%に落ち込みました。
また、臨床試験での耐性ウイルスの検出率は、12歳未満は23.4%と高く、12 歳以上は9.7%となっています。
さらに、この耐性ウィルスによるパンデミックも懸念されています。
このような状況を受け、日本感染症学会ではゾフルーザを12歳未満に投与することは慎重にすべきと提言しています。
1 医療機関における12歳未満へのゾフルーザの慎重な処方の声掛け、啓発を行うこと
2 12歳以上のインフルエンザ患者に対してもゾフルーザの処方については慎重に検討することを医療機関に通達すること
を国に求めるものです。

