⑥令和3年度決算総括質問-歳出について(ⅳ)民生費(目的別) | 上田ゆきこのブログ

⑥令和3年度決算総括質問-歳出について(ⅳ)民生費(目的別)

○コロナ禍における児童数の推移等について

 

Q(上田)

民生費は伸びが鈍ってきている。

 

令和4年8月1日現在の待機児童数は0人となった。

 

令和 4 年度は人件費補助という形で定員を確保しているが、今後の保育需要を見極める必要がある。

 

コロナの影響を見通しにくいとのことで、令和2年度、3年度は、子ども子育て支援事業計画の見直しは行われなかったが、計画の中間年度である 4 年度においても当初計画の見直しは行われない。

 

現時点でコロナの影響と児童数の推移についての見通し等の分析を改めて伺う。
 

A(子ども家庭部長)

令和3年の出生数が2,000人を切り、1,884人まで減少したことから、年齢の低い児童数は増加が鈍化していくことが見込まれるが、小学生以上の児童数についてはコロナ禍においても増加していることから、全体的な児童数については増加傾向が続くものと分析している。

 

また、認可保育所等の待機児童数については、令和3年度当初が1人、令和4年度当初が 2人と少ない数にとどめることができた。

 

令和5年4月には、100人定員の私立認可保育所を開設する予定もあり、待機児童解消に向けて引き続き尽力する。

 

今後も、人口の動態等を示す指標に注視しながら、人口推計の再算定を行い、保育施設の整備等、必要な施策を講じていく。

 

〇病児・病後児保育施設について

 

Q(上田)

 

春日後楽園駅前再開発地域に令和 3 年度に新たな施設が設置され、場所の便利さや医療機関との連携もあり、好評。

 

以前から指摘させていただいている地域偏在に関して、春日・後楽園駅前という交通至便の地域にでき、一定の解消が図られたと評価できるが、やはり、都立大塚病院との連携については引き続き連携を目指していただきたい。進捗を伺う。
 

A(子ども家庭部長)

 

大塚地区における新規設置については、都立大塚病院及び豊島区との協議を継続しつつ、令和5年度に実施する子育て支援に 関するニーズ調査を通じ、病児・病後児保育のニーズ量を見極めた上で検討していく。

 

○障害者グループホームの整備について

 

Q(上田)

障害者グループホームについては、計画上は、令和 3 年度は1施設の整備が目指されていたが、残念ながら、整備に至らなかった。

 

障害者グループホームの整備に関しての課題と今後の方針を伺う。

 

A(福祉部長)

 

民間事業者による整備については、土地の確保が課題の一つと捉えている。

 

このため、公有地の情報があれば、立地や面積、近隣の環境等を勘案するとともに、様々な行政需要を踏まえ、整備に向けた検討を行っていく。

 

また、民有地についても、民間事業者からの相談にきめ細かく対応するほか、施設整備費等に対する補助制度の周知に努めていく。

 

〇老い支度、終活・エンディング支援について

 

Q(上田)

 

令和4年度の予算委員会で福祉部長が「孤独死の定義はないが、孤立死を防ぐことが重要と考える」と答弁されたことが心に残っている。

 

核家族化が進み、独居の高齢者も増えている。

 

家でお一人で亡くなることは自然なことで、なるべく長く、住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けていただくためにも、老い支度、エンディングを支援することは重要。

 

3年度のユアストーリー事業はまだ伸びしろがあるが、大切な事業。

今後、さらに周知啓発を強化し、多くの必要とされる方にご利用いただきたい。

 

A(福祉部長)

令和3年度はコロナ禍のため、 啓発イベントは実施できなかったが、社会福祉協議会において広報紙やホームページで 事業の周知を図っているほか、終活情報を希望される方へ、ユアストーリー事業等の案内を郵送でお知らせするなど周知啓発に努めてきた。

 

 また、区民からの問合せとともに、ケアマネジャーなど関係機関からの相談も増えており、 引き続き事業を必要とする方や関係機関への情報提供を行い、安心して、住み慣れた地域で 自分らしく暮らし続けられるよう、社会福祉協議会と連携して取り組んでいく。