災害対策について:平成30年2月定例議会一般質問⑦ | 上田ゆきこのブログ

災害対策について:平成30年2月定例議会一般質問⑦

(避難所開設キットについて)

Q27. 「誰もが迅速に避難所を開設できるよう手順書や各種表示等を収納した避難所開設キットの導入」はこれまで提案をしてきた要素が様々盛り込まれており、評価するが、配置後の訓練で避難所ごとのアップデートやカスタマイズはどのように行っていけばいいか。また、開設だけでなく、避難所ごとの受援マニュアル等もあればいいと思うが、どうか。

 

A27.

「誰もが、躊躇なく、実動できる」ことを目的にキットを導入するため、まずはキットを利用した避難所開設訓練を試行として行い、検証していく。

その上で、各避難所の実情に応じた内容となるよう、避難所運営協議会の中で協議しながら、カスタマイズしていただくことを予定している。また、その後も、訓練などで得られた情報等をもとに、容易にアップデートできる仕組みとなっている。

キットは発災後3時間程度の行動を想定して作成することから、避難所ごとの受援体制については、別途、検討を行っていく。

 

(各避難所とボランティアセンターとの連携等について)

Q28. 災害時には社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置することとなっているが、HUG等でも避難所でのボランティアの申し出にどう対応するか迷うことが多かった。各避難所とボランティアセンターとの連携についてもマニュアルとして盛り込んでいただき、できれば避難所運営訓練との合同訓練の機会があればいいと思うがどうか。

A28.災害ボランティアセンターの設置に向けて、今後とも社会福祉協議会と必要な協議を行うとともに、設置訓練を実施する際には、避難所との連携が図れるよう、訓練のあり方についても検討していく。

(災害時における事業継続について)

 

Q29. 区BCP(事業継続計画)に社協や指定管理者のBCPも併せて掲載し、整合性をチェックすることと、災害時に災害対策本部が一元的に動きを管理できるようにしてはどうか。

 

A29.区の「事業継続計画」震災編は、震災発生時に、非常時優先通常業務に円滑に移行することを主な目的としており、職員防災行動マニュアルと一体を成して「地域防災計画」を補完するものとして位置付けている。

社会福祉協議会や指定管理者の計画との整合性を図ることや、災害時に災害対策本部が一元的に管理できるようにすることについては、今後予定されている「地域防災計画」の修正に合わせて、その必要性や有効性等を含め、検討していく。