スポーツと健康づくりについて:平成30年2月定例議会一般質問④ | 上田ゆきこのブログ

スポーツと健康づくりについて:平成30年2月定例議会一般質問④

(学校施設の活用について)

Q18. アカデミー推進計画には「区立小中学校の体育館や校庭を区民の身近なスポーツ活動の場として開放します」とある。学校施設は順次快適化や改修計画を進めていくことになっているが、その際にはプールや体育館、特別教室などの設備を区民が利用できる形に整備してほしい。教育推進部との話し合いの状況を伺う。

 

A18.これまでも区立小・中学校のうち、20校で、体育館やプールを活用した「スポーツ交流ひろば」事業を実施し、地域住民が身近にスポーツを楽しむ環境を整えてきた。

学校施設使用条例では、学校教育上支障がないと認める範囲内において、学校施設を使用することができるとしており、現在、多くの地域住民の方にご利用いただいている。

学校を改築する際には、児童・生徒の学習に支障のない動線を確保した上で、「スポーツ交流ひろば」事業や、学校施設の開放を想定した整備計画となるよう、教育委員会と連携していく。

 

(総合体育館における雨漏りやカビ等について)

Q19. 30年は総合体育館建設費調達のための区民公募債の償還年でもあり、説明責任が求められる。スポーツセンターがリニューアルオープンされた際には、総合体育館について、以前から続く雨漏りやカビサビ・湿気等について、根本的な原因を検証し、誰もが納得する形で必要な対応をされるよう求める。そして、その検証結果を今後の施設整備の貴重な情報として活用してほしい。

 

A19.今回のアリーナの雨漏りに関しては、設計者や施工者とともに、速やかに現地調査を行い、既に補修工事を完了している。

 カビやさびについては、複合的な要因によるものと考えており、この間、定期的な清掃や除湿器の設置、防カビ塗料の塗布などの対策を講じてきた。引き続き、適切な換気・空調管理を行うとともに、清掃等を徹底することで、良好な環境を維持していく。

これまでも不具合が生じた際には、設計者や施工者に対して応急対応を求め、事象についての認識を確認した上で、原因の究明や改修など、必要な対策を講じてきた。今後とも、区民の皆様に、より安心で快適にご利用いただけるよう、適切に対応していく。総合体育館における対応等で得られた知見については、今後の施設整備において有効に活用していく。

 

(国民健康保険の広域化について)

Q20. 区民の健康のために医療連携や検診等について取り組まれているが、30年度の国保の広域化については、保険料の決定が遅れていることを大変心配している。特別区は統一保険料を取っており、昨年は保険料がなかなか決まらず、会長と副会長の判断でロードマップ通りの引き上げを行わなかったと聞いている。今年はさらに広域化による保険料の上昇が予想されており、一部報道では特別区の統一保険料を抜けて独自保険料を目指す区もあると聞く。成沢区長は特別区長会で、今回の国保保険料決定に関し、どのような意見を主張し、どのような役割を果たしたいとお考えか伺う。

 

A20.今回の国保の制度改革に際しては、区長会においても様々な議論があったが、昨年11月の区長会総会において、原則として23区統一で対応していくことが決定された。

国保改革は、財政運営の安定化を図り、国民皆保険を堅持することを目的としており、これまで行ってきた特別区における統一保険料方式の経緯と経験を活かし、国保制度の安定的な運営の確保と、被保険者の健康保持に努めるべきと考える。

今後も、医療費の適正化や収納率の向上等の課題について、特別区が統一して取り組んでいけるよう、努めていく。