社会インパクト評価:平成28年9月定例議会一般質問⑥(問答) | 上田ゆきこのブログ

社会インパクト評価:平成28年9月定例議会一般質問⑥(問答)

<社会インパクト評価>

 

Q28

社会課題解決のために民間の活動主体との協働が求められるなか、「事業の社会価値の見える化」が必要となっている。今後は今までの評価項目に加え、社会的インパクト評価やSROIの指標に基づいた企業評価を入札などの総合評価に導入することも研究してはどうか。

 

A28

民間組織が生み出す社会的価値を可視化・定量化することは、企業活動などを評価する上で有用である。一方、普及度や評価する人材の不足など様々な課題があることから、現在のところ、総合評価落札方式の評価項目に導入する予定はないが、今後の普及状況等について研究を続けていく。

 

 

Q29

SROIなど社会的インパクトの指標を活用して「効果が期待されるが制度が整う前の事業」等を事業者が実施し、その成果が出た場合、それに応じて自治体が事業費を支払うソーシャルインパクトボンド(SIB)が各地で導入されている。文京区でもSIBの研究を進めてはどうか。

 

A29

SIBは行政サービスの提供に必要な財源を確保する上で有効なものと考える。

限られた財源で、多様化する区民ニーズに対応すべく、官民連携による新たな行政サービスの提供手法の一つとして、「ソーシャル・インパクト・ボンド」の導入の可能性について、研究していく。