オリンピック・パラリンピックに向けた文化・芸術振興:平成27年6月定例議会一般質問④(問答) | 上田ゆきこのブログ

オリンピック・パラリンピックに向けた文化・芸術振興:平成27年6月定例議会一般質問④(問答)

<オリンピック・パラリンピックに向けた文化・芸術振興>

<質問14>
 文京区にはミュージアムネットで結ばれた美術館、文学館、歴史館などがあり、落ち着いた近代日本のアートを街歩きの中で鑑賞することができるなど他の区にはない魅力もある。さらに文京シビックホールや凸版ホールなど高い芸術文化を提供する音楽ホールもある。しかしながら、オリンピック・パラリンピックに向けて、外国の方から見た文京区の魅力を客観的に発掘し、磨いていく必要があると考える。アカデミー推進計画策定に当たっては、ワークショップやインタビュー等で外国人の方の参加を図っていかれてはと考えるが、いかがだろうか。

<答弁14>
 今回の改定にあたっては、区民実態調査に加え、外国人へのインタビューを予定しているところであり、幅広い層からのご意見を踏まえた計画にしてまいりたいと考えている。




<質問15>

 オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都が文化プログラムを検討中だが、いくつかの都の文化プログラムは文京区で実施することになろうかと思う。どのようなプログラムが文京区に相応しいか想定し、レガシーとして2020年以降も文京区民が継続していけるようなプログラムを誘致できるよう準備していくべきと考えるが、都の文化プログラムの検討過程における情報収集はどのように行っていく予定なのか。また、若手芸術家の育成事業など、区から都へ文化プログラムの企画を持ち込むことを考えてはいかがだろうか。さらに、パラリンピックに向けて、障害者スポーツだけでなく、障害者アートへの取り組みも進めていってはどうかと考えるが、いかがだろうか。

<答弁15>
 区内の文化資源を活用し、幅広い層の区民が文化芸術を享受できるよう、準備を進めるとともに、情報収集や、都との意見交換を積極的に行い、本区にふさわしい事業展開を図ってまいりたいと存じている。また、障害者アートへの取り組みについては、現在も、合唱のつどいや謡曲大会において、障害者の方々にご出演いただいているほか、シビックセンター地下1階のアートウォールシビックにおいて、障害者の作品展示を行っている。




<質問16>
 文京区では現在、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関であるUN women日本事務所のシビックセンター内開設に向け、準備を進めている。また、先日文京区は男女平等参画条例に盛り込まれたダイバーシティの精神に基づいて、同性愛者や性同一性障害など、LGBTと呼ばれる性的マイノリティの人たちへの理解を深めるための啓発カードを職員に配り始めたとのことである。昨年も「お互いの生き方を尊重する意識を醸成する」「ライフパズル展」を開催するなど、特徴的な取り組みを行っていることを高く評価する。オリンピック・パラリンピックに向けて、このように多様な生き方を推進する姿勢で、先進的な取り組みを日本全国にそして世界に発信していっていただきたいと思うが、今後の取り組みについて意気込みをお伺いしたい。

<答弁16>
これまでも、男女平等参画推進条例に基づき、着実な取り組みを行ってきた。今後も、国際社会及び国内における男女平等参画に積極的に取り組み、「一人一人が互いの人権を尊重し、いきいきと暮らせる」社会の実現を目指して、具体的施策を展開していく。




<質問17>
 都心区である文京区は学校施設の広さに制約があり、そのことについては地域の大人として、議員として、もどかしい思いをすることもある。可能な限りの施設整備を行っていくことはもちろん大切だが、反対に、「文の京に育ったから」と誇れる教養を身に付け、経験をしてもらえる、むしろアドバンテージを与えられる、そんな環境を整えていくべきと考える。オリンピック・パラリンピックを契機に推進される文化プログラム等への文京区の子どもたちの参加が促されるよう、教育推進部とアカデミー推進部などが連携を深め、取り組んでいっていただきたいと考えるが、いかがだろうか。

<答弁17>
 これまで、区長部局とは、校園長会等の場を活用してイベント等の情報提供や参加の呼びかけなど、緊密な連携を図ってきた。オリンピック・パラリンピックに向けた取組においても、合同校園長会や定例校園長会、副校長会等の機会を活用し、区長部局や都からの情報を積極的に提供することにより、子どもたちの参加を呼び掛けていく。