多様性―3つのキーワード② | 上田ゆきこのブログ

多様性―3つのキーワード②

上田ゆきこは、

①持続可能性
②多様性
③地域密着

の3つのキーワード(理念)で政策研究・提案をしています。


②多様性

私は大学・大学院とJ.S.ミル「自由論」を研究していました。

私が考える自由論のポイントは

①自由(人間本性を信じること)
②多様性(個人の「ユニークさ」=「唯一無二であること」に基礎を置くこと。)
③功利主義(最終的にみんな(全体)のためになること)

です。

特に「多様性」がイノベーションとレジリエンスの源と考え、女性や子育てに関することも含め、多様性を応援する政策に取り組んできました。

また、多様性を涵養するための文化・芸術行政の充実も提案してきました。

それにはこんな経験と信念があるからです。

私は富山県の旧井波町というところの出身ですが、子どもの頃、まちに文化センターができ、そのこけら落としに日本を代表するピアニストの中村紘子さんが来てくださいました。

ピンクのふわふわのドレスを着た中村紘子さんがショパンの英雄ポロネーズを弾いたとき、田んぼの真ん中の600人強の定員のホールでしたが、そこがまるで世界の中心のような気がしました。

そのとき感じた感動は辛いと思う出来事があったとき、最後に私を支えてくれる自己肯定感につながっている気がするのです。

この都心の文化的に恵まれた文京区に育つ子どもたちには日本の他のどのまちの子どもたちよりも、本物の上質な文化や芸術に触れる機会をもち、物おじせず、どこに行っても活躍できる子どもたちに育ってほしい。

そんな思いで、文京シビックホールへの学割導入など、様々な提案をし、実現しています。


↓政策

Ⅳ女性・子どもも暮らしやすいまち

●家族が安心して働ける環境をつくりたい:

①放課後も安心して通える育成室の充実

●学校図書室を充実したい
①学校図書館と区立図書館とのさらなる連携


●質の高い幼児教育と便利な保育時間の両方を備えた施設をつくりたい
①「文京区版幼児教育・保育カリキュラム」の策定(幼保一体化) 
②女性・働く子育て家族の活用を応援(復職支援等)
③就学前児童の一時、延長、夜間、休日、ゼロ歳児、病児保育への取り組みの拡充


Ⅴ様々な個性を持つ人たちを応援するまちづくり

●様々な個性をもつ子どもたちを応援したい
①特別支援員の待遇改善など特別支援教育の体制の充実
②浮きこぼれ※児童・生徒が世界のリーダーになれる教育環境

●誰もが歩きやすいバリアフリーのまちにしたい
①歩きやすく、歩くと健康づくりになる道(ヘルシーロード)
②施設動線ごとでなく、まち全体のバリアフリー化
(面でのバリアフリー化)

●違いを認め合い、みんなで仲良くできるまちにしたい
①障がいのある人の社会参加・地域参加を応援
②外国人が暮らしやすいまちづくり
(地域参加の機会・外国語表記の標準化等)


Ⅵ文の京の文化・芸術・生涯学習

●生涯学習の拠点として図書館の整備をしたい
①高齢者や体の不自由な人にも親切なレイアウトの工夫 
②利用者が求める選書などのサービス向上 
③司書研修の充実

●質の高い文化・芸術・学問に身近な場所で親しみたい:
①文京シビックホールの「学割」の拡大
②鴎外記念館、区内美術館・博物館等の文化施設との連携強化
(ミュージアムネット)
③文化イベント・生涯学習の奨励・強化 
④「文の京文芸賞」の復活
⑤教育センターとアカデミー事業との連携強化