6.被災地支援の現在と区民の防災意識の向上について:平成26年6月定例議会一般質問⑥ | 上田ゆきこのブログ

6.被災地支援の現在と区民の防災意識の向上について:平成26年6月定例議会一般質問⑥

平成26年6月定例議会一般質問(本会議)6


<質問㉕>
 東日本大震災において、区は社会福祉協議会等を通じて被災地からの避難者への住宅の提供等、釜石市、石巻市、気仙沼市への職員派遣、義援金の窓口の設置等、民間レベルでの被災地支援の応援をしてきました。この応援も重要であり、今、縁あって職員派遣を行っている自治体と将来に渡って強い絆を築いていくことも重要だと思う。今後も、文京区がこの被災地支援を続けていくことはもちろん、派遣先の自治体とも継続的な協力関係を築いていくべきと考えるが、どうか。

<答弁㉕>
 被災地支援については、区のこれまでの取り組みに加え、民間団体からの支援も広がってきており、文京区商店街連合会では、本年、釜石市を訪問し、プレミアム付きお買物券の換金額の一部を義援金として、同市の商店街連合会に贈呈することとしており、今後、商店街相互の交流が、深められるものと考えている。
また、姉妹都市カイザースラウテルン市における被災地への義援金募集も継続しており、昨年度は本区の姉妹都市公式訪問団に釜石市職員も同行し、交流が図られた。
被災地の復興については、未だ道半ばにあることは十分に認識しており、職員派遣についても、全国市長会からの要請や被災自治体の意向を確認しながら、今後も適切に対応していくとともに、派遣先への可能な支援や協力関係について検討していく。


<質問㉖>
 避難所総合訓練において、どのように一般の参加者を増やすか。どのように訓練に参加していただくか。初対面の参加者の参加を町会にどう理解していただくか。さらに次の段階では参加者をどう地域につなげていくか。その戦略を伺う。

<答弁㉖>
 訓練については、区報やホームページ、町会掲示板等により、広く周知を行うことで、多くの方の参加を呼び掛けていく。
避難所総合訓練の一般の参加者には、避難所開設や避難者としての体験等、様々な形で訓練に参加していただくことを想定しており、訓練内容については、避難所運営協議会で十分な検討を行っていき、そして訓練を通した、参加者と町会の交流により、地域の新たなつながりが生まれることが期待される。
さらに、パネル展示により、避難所の役割や避難所運営協議会について周知を図るとともに、避難所運営訓練への参加を通して、発災時における避難所開設の担い手としての意識啓発を行うことで、地域の人材育成を図っていく。