ⅳ.成澤区政の大きな特徴である「充実した子育て支援」と「新 | 上田ゆきこのブログ

ⅳ.成澤区政の大きな特徴である「充実した子育て支援」と「新

平成24年度決算審査特別委員会総括質問

<質問1>

イクメン区長として名高い成沢ひろのぶ区長はそのマニフェストを「子どもたちと高齢者への応援歌」と名付け、重点的に子育て支援策に取り組んでいらっしゃいます。毎年億単位で増え続ける民生費の中で、児童福祉費の伸びはここ3か年ほぼ横ばいです。限られた財源の中で工夫して多様な子育てサービスを展開していらっしゃることを評価します。

この委員会で審査する平成24年度も成沢区政のめざす子育てしやすいまちづくりの途上にあったと思いますが、文京区の子育て支援は最終的にどこに向かおうとしているのか、その理念・目標を伺います。

また、平成24年度決算で何合目についたと考えているか、お伺いします。

<答弁1>
本区では、子育て支援計画の目標として、「子どもを望むすべての家庭が安心して子どもを生み、育て、子育てに喜びを感じることができること」「子どもが一人の人間として権利を保障され、健康に過ごし、豊かな人間性を育み、成長すること」を目指して、男女がともに参画し、家庭及び地域社会全体で、次代の担い手・次代の親となり、「文の京」をふるさとにする子どもたちを育てる体制を構築することを掲げております。今後ともこの目標を念頭に、保育サービスの充実等の課題に積極的に取り組んでまいります。

なお、子育て支援計画は、5年計画の3年を終了し、4年目に入ったところであり、計画目標を順調に達成してきております。現行計画においては、8合目あたりといったところとは思いますが、その時期に応じた課題が新たに生じるものであり、27年度からの新たな子ども・子育て支援制度への対応も視野に入れ、施策の充実に努めてまいりたいと存じます。


<質問2>
成澤区政のもう一つの特徴である「新たな公共の担い手との協働」については、平成24年度は新たな公共担い手専門家会議の提言に基づいた新たな公共プロジェクトや産学官連携イノベーション創出協議会等の場が設けられました。新たな公共に割かれる予算はまだスタート段階ということで大きいものではありませんが、その区政への効果・実績を積んでいってほしいと期待するものです。そこで、これらのプロジェクトを実施した効果と評価をお伺いします。

また、これらの「新たな公共の担い手との協働」が目指すゴール、理念と目標を伺います。さらに平成24年度決算でこの目標の何合目を達成したと考えているか伺います。

<答弁2>
まず、新たな公共プロジェクトの効果と評価についてですが、昨年度は、「新たな公共の担い手専門家会議」の提言を受け、関連事業として、地域貢献講座、社会起業家育成アクションラーニング・プログラム、専門家会議委員を迎えて行った協働推進研修などの事業を実施しました。地域貢献講座の受講生は、本年度から開始した新たな公共プロジェクトの各事業にも積極的に参加されており、また、社会起業家育成アクションラーニング・プログラムでプロジェクトを立ち上げた受講生により、本年5月のキックオフイベント「Yes!で文京の未来を語ろう」で現在の取組について発表がありました。このように、昨年度に実施した事業が本年度からの新たな公共プロジェクトに着実に結びついており、本格実施前の取組として成果があったものと考えております。一方、リーダーとなり得る人材の創出への課題も見えてまいりましたので、これらを踏まえて、今後の取組を進めてまいります。

また、産学官連携イノベーション創出協議会の効果と評価についてですが、昨年度は、産学官連携イノベーション創出協議会を設置し、7回にわたる協議を経て、本年3月に提言をいただいたところです。今後は、提言を踏まえ、区としての取組方針を取りまとめた上で、産学連携の取組と大学発ベンチャー企業の育成など区内の企業や大学による、イノベーション創出に向けた施策を推進してまいります。