昨日の記事に続き、

前職アパレル時代の

ラグジュアリーショップでの

体験談です。

 

 

ピンクのバラのクローズアップ

 

 

そこに来られるお客さまは、

私には想像もつかないほど

「すごいお金持ち」の方ばかり。

 

当たり前のように

話される日常は、

異次元のレベルでした。

 

 

 

そんな環境で

私がおちいった

「恥ずかしい勘違い」とは。

 

 

毎日、雲の上の生活を送る方たちと

接しているうちに、

自分自身も

「そのレベルの一員」だと

錯覚してしまったこと。

 

 

 

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私は上司から

「職場で安っぽい時計はしないで」

と言われ、

 

お給料ギリギリの範囲で買える

ブランド時計を、

リサイクルショップで探した

記憶があります。

 

 

また、同僚の中には

お抱え運転手さんがいるような人が持つ

高級ハンドバッグを、

通勤の満員電車で

平気で使っている人もいました。

 

 

 

ラグジュアリーな世界に

身を置いていると、

知らず知らずのうちに

自分の基準も変わってしまう。

 

当時の私は、金銭感覚も

マヒしていたと思います。

 

 

ピンクのマグカップと本、デスク周り

 

 

きらびやかに見せたい、

お金持ちに見られたい…

 

 

自分はその器ではないのに、

勘違いして

のめり込んでいたあの頃。

 

 

一時的な満足感や優越感は

あったかもしれません。

 

でも、それは

とても「はかない」ものでした。

 

 

偽りの自分を演じている限り、

いつまでたっても

心から満たされることはなく。

 

 

「身の丈を知る」ことの大切さ。

 

現場を離れてみて、

痛感しました。

 

あのときの自分を思い返すと、

恥ずかしい気持ちになります。

 

 

 

…だけど、

通ってきた道だからこそ

学ぶことができた。

 

無駄な経験は、

ひとつもないのですね。

 

 

そのおかげか、

今はブランド品や派手なものに、

あまり関心がなくなりました。

 

 

等身大の自分で生きることが

いちばん心地いい

と感じています。