昨日、1月17日は
阪神淡路大震災から
30年が経ちました。
当時、高校生だった私の
震災の記憶です。
地震があったのは早朝で
いつも、まだ寝ている時間。
地震の揺れで、
本棚から
本や小物がバラバラと
落ちていく様子を、
夢か現実か理解できず
ベッドの中から
ボーッと眺めていたことを
覚えています。
家の中は散乱していましたが、
私はいつも通り制服に着替え
家を出ました。
いま思うと、
普通に学校に行こうとした
自分の行動に疑問なのですが、
震災直後は情報がなくて
状況を把握できなかったのです。
一歩外に出ると、
地震で崩れかけている家があり、
それらを横目に歩いた
駅までの道のり。
街全体がしんと静まり返っていて
人が誰も歩いていなかった。
駅まで着くと、
いつも乗っていた電車が
地震で脱線していることを知りました。
私の住む地域は
水道の復旧までに
3か月かかりました。
お風呂に1週間以上
入れない日が続き、
わずかな水で
顔だけ洗っていたこと。
大きなやかんを持って
自衛隊の水の配給の
長い列に並んだこと。
それまで毎日
お風呂に入っていたことが、
どれだけ贅沢なことだったか。
あのときほど、
水道のありがたみを
感じたことはなかったです。
震災の振り返りをきっかけに、
備蓄米として
1年間保存可能な
無洗米を買いました。
いざという時の備えは
あったほうがいいと思って。
普段、生活をしていると
水、電気、ガスが
あって当たり前です。
その当時は
いくらありがたいと
思っていたとしても、
時ともに忘れていくもの。
毎年1月17日は、
いろんなことを
思い出す日です。