おいしそうな

ホットケーキの表紙に

惹かれて読んだ本。

 


読み始めたら

止まらなくなり、

一気読みしました。

 

 

 

 

 

〈あらすじ〉

 

主人公の碧(みどり)。

 

 

中学時代はいじめを受け、

家にも居場所がなかった。

 

あるとき

見知らぬ女性から

蜂蜜をもらう。

 

 

「蜂蜜をもうひと匙足せば、

たぶんあなたの明日は

今日より良くなるから。」

 

 

その言葉を支えに、

碧は30歳になる。

 

 

同棲中の恋人の安西は、

プライドが高く

仕事が続かない。

 

安西は実家に戻ることを決め、

結婚するつもりで

碧も一緒に来てくれ、と。

 

 

碧はついて行くが、

安西の父親から

結婚を反対される。

 

 

仕事を辞め

アパートも引き払い、

帰る場所のなくなった碧は、

仕事や住む場所を

知らない街で探し始める。

 

 

ひょんなことから

養蜂園の手伝いを

始めることになる碧。

 

 

さまざまな人と出会って、

自分の居場所をつくり、

新たな人生を見つけていく。

 

 

image

 

この本を読んで思ったこと。

 

 

自分の居場所があって

楽しそうに見える人。

 

 

その場所は

はじめからあったのではなく、

 

自分から動いて

見つけた場所かもしれない。

 

 

そんな相手の

背景も知らずに

表面だけを見て、

 

「いいなぁ。」と、

うらやましく思うのは

ちょっと違う。

 

 

 

 

碧自身の居場所が

開かれていくにつれ、

 

碧のイキイキと楽しそうな姿に

不機嫌になる恋人に、

 

「なんで私が

楽しそうにしたらダメなの?」

 

と言うシーンでは、

 

 

そうそう、

 

相手が不機嫌になるからって、

楽しいのに

「楽しくないフリ」

しなくていいんだよね。

 

と、昔の私に

伝えたい気持ちになりました。

 

 

 

 

自分の人生を生きるのに、

 

誰かの許可を

求める必要もないし、

全てをわかりあう必要もない。

 

 

 

じんわりと静かに、

エネルギーが湧いてくる本でした。

 

 

 

 

 
 
 

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