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「子は親の鏡と云いますが、そっくりなのでびっくりします」

小学一年生の時の通信簿に、母の字でそう書かれていた。

 

母は明朗快活な、物怖じしない性格で。

お節介な、そしておせっかちな人だった。

引っ込み思案なわたしは、ちっとも母に似てないのに…。

子供の頃、ずっと不思議に思っていたのだけど。

 

でもいまは、なんとなく分かる気がする。

母は幼いわたしに、少女の頃の自分を見たのだろう。

コンプレックスの塊まりな、戻りたくない頃の。


わが子は面立ちはもちろん、性格もわたしそっくりで。

そんなとこまで似なくても、まるで自分みたいだといつも思う。

わが子を見てるとわたしが重なる、そうツレさんも言う。

ツレさんの聡明さも、少しは受け継いでいて欲しいけれど。

 

「かあさん、わがこはまごうかたなきあなたのまごです」

いま伝えたら、母は微笑で応えてくれるだろうか。

 

 

 

〝10年後までには、できれば結婚していたいナ。明るい家庭で、そのとき子供がいれば最高だろうなあ、と思いマス〟

そう願っていたユッコこと岡田有希子さんに、訪れてはくれなかった未来。

もしユッコさんが生きていてくれたなら、可愛いお孫さんに恵まれていたかもしれない…それほどに長い年月が経ちました。

photo by yukikostarlight