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今年結成20周年を迎え、47都道府県ツアーを敢行中の人気バンド・打首獄門同好会。Zepp Yokohamaのチケットが取れたと喜ぶツレさんに、ライブハウス初心者のわたしも同行しました。
19時スタート、平日の会社員にやさしいライヴ。初めてのスタンディングにドキドキしながら、100番台だった整理番号順に入場します。
壁も床も真っ黒な空間には、ステージと並行に数メートルの等間隔で太い手すりが並んでいました。観客が前方に殺到するのを防ぐ手すりは、長時間立ってるのがキツイ熟年オーディエンスにやさしいですね。
ゲストバンドは10-FEET。昨年の紅白に出ていたことも、わが子が吹奏楽部で彼らの楽曲「第ゼロ感」を演奏しているのも、不覚にしてその時は知らなくて。
激しい、カッコイイステージ。度肝を抜かれるわたしをよそに、横でツレさんノリノリで跳ねてました。おお〜、地面がゆれてる、たわんでる!
前半終了後。うしろから「こちら落とされませんでした?」と差し出されたのは、なんとツレさんのスマホ。ポーチのチャックが開いてしまい、中身がみんな飛び出したようで。拾ってくださった方のやさしさに、感謝するばかりでした。
それからほどなくして始まった、打首獄門同好会のステージ。その恐ろしいバンド名に違わず?、序盤から観客全員でスクワットを連続8回。脚への負担が激しすぎる、この「筋肉マイフレンド」を後半に持って来られたら転げる人が続出しそう。それが2曲目なセットリスト、やさしさを感じます。
前方から〝うまい棒〟が詰まったビニール袋が回ってきて。これを観客が一人一本ずつ取り、「デリシャスティック」の演奏中にサイリウム代わりに振る趣向なのですが、うまく全員に行き渡らず。そんな中「あげるよ〜」の声とともに、前方から後ろの観客にうまい棒を譲って回している、やさしい光景を目の当たりにしました。
それにしても、打首獄門同好会のライヴはオーディエンスにやさしいなあ。ステージのモニターには大きく歌詞が表示され、聴覚障害をもつひととも楽しめるのが実に素晴らしいですね。
やさしさいっぱいの、楽しい夜でした。
金色ロングヘアを振り乱して所狭しと駆け回り、鎖ストラップのエレキベースを掻き鳴らす、打首獄門同好会・junkoさん。彼女はなんと、ユッコこと岡田有希子さんよりずっと上の世代。3カ月後に66歳!になる彼女のパワフル過ぎるステージを目の当たりにして、老け込んじゃいられないとの思いを新たにしたのです。
photo by yukikostarlight