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ユッコこと岡田有希子さんが空の下からいなくなった年、1986年公開の映画「天空の城ラピュタ」がこの夏もテレビ放映された。なんと今回で19回目らしい。

 

四半世紀も前に、突然世を去った仲間がいた。その前夜、幼かった子どもを膝の上に乗せ、テレビで「ラピュタ」を観ていたという。数年前、父親そっくりに成長したご子息に再会し、長い年月の経過を感じさせられたものだ。

 

金曜の夜たまたま点けたテレビに、久しぶりの「ラピュタ」が流れていて。

劇中の80年代な効果音に郷愁を感じつつ、何度も観たストーリーの最後まで目が離せなかった。

それにしても。終盤、ムスカ大佐はなぜ3分間も待ってしまったのだろう、パズーはわずか40秒で支度できる少年なのに。

 

〝ある日、少女が空から降ってきた…〟

「ラピュタ」公開当時、そんなキャッチフレーズが付いていたという。

あの日のユッコさんにも、シータを護った飛行石があれば。

したたか酔ったわたしは、そんな詮無いことを思い描いていた。

 

 

 

ユッコさんと「ラピュタ」。ともに1986年から長い年月を経てなお、人を惹き付ける輝きを放ち続けています。

ムスカ大佐の声を演じた寺田農(てらだ・みのり)さんは、今年3月に逝去されました。お悔やみ申し上げます。

photo by yukikostarlight